長期離脱の見込みとなったムシアラ [写真]=Getty Images バイエルンは6日、ドイツ代表MFジャマル・ムシアラの負傷状況を報告。長期離脱になることを発表した。
現地時間5日に行われたFIFAクラブワールドカップ2025・準々決勝のパリ・サンジェルマン(PSG)戦に先発出場したムシアラ。スコアレスで試合が進んだ中、前半アディショナルタイムにアクシデントが発生。相手ボックス内を仕掛けたムシアラは対応したGKジャンルイジ・ドンナルンマと激しく交錯すると、ピッチ外で足を押さえて絶叫した。
足がおかしな方向に曲がっていたことが確認され、接触したドンナルンマは異変に気がつくと頭を抱えて項垂れることに。そのままムシアラは交代となっていたが、バイエルンのチームドクターの検査の結果、ムシアラは足首を脱臼するとともに、腓骨を骨折しているとのこと。現地時間6日の朝にオーランドからミュンヘンへと移動し、すぐに手術を受けることになるという。
バイエルンのスポーツディレクター(SD)を務めるマックス・エベール氏はクラブを通じて、今回の負傷についてコメントしている。
「この重傷と長期離脱は、ジャマルにとっても、我々全員にとって大きなショックだ。バイエルンにとって大きな痛手だ。ジャマルが我々のサッカーにとってどれほど重要で、チームにとってどれほど中心的な役割を果たしているかは、誰もが知っている。さらに、人的影響は非常に辛いものだ。我々は皆、彼のことを心から心配している」
「ジャマルは負傷から回復したばかりなのに、また長期間の離脱を余儀なくされる。彼が必要とするものはすべて我々が与える。彼を全面的にサポートし、常に寄り添っていく。そして、彼がピッチに戻ってくるのを心待ちにしている」
ムシアラは2003年2月生まれの現在22歳。バイエルンの下部組織で育ち、2020年7月に正式にトップチーム昇格を果たすと、ここまで公式戦207試合に出場し64得点を記録。2024ー25シーズンは公式戦44試合で21得点を記録したが、4月以降は負傷離脱しており、クラブワールドカップで復帰を果たしていた。
【動画】ムシアラと接触したGKドンナルンマもショックで頭を抱える…
¡DONNARUMMA, LLORANDO DESCONSOLADO! 🥺😢
Su reacción al ver la grave lesión de Musiala tras chocar con él 😔 ¡Tremendo!#FIFACWC pic.twitter.com/p0mB6oE1aq— DAZN España (@DAZN_ES) July 5, 2025