カナダ中銀、利下げ再開=4会合ぶり、雇用悪化で
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2025年09月18日 00:01 時事通信社

【ニューヨーク時事】カナダ銀行(中央銀行)は17日、主要政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.25%引き下げ、2.50%にすることを決めた。利下げは今年3月以来、4会合ぶり。金利は約3年ぶりの低水準となる。インフレ圧力が和らぐ一方、雇用情勢の悪化や、トランプ米政権の高関税政策による悪影響を踏まえて景気を下支えする必要があると判断した。
ロイター通信によると、利下げは市場予想通り。
カナダ銀は声明で、「関税や貿易政策を巡る不透明感が経済活動の大きな重荷となっている」と懸念。景気減速に加え、インフレリスクの低減を考慮し、「リスクバランスをより適切に取るために利下げが適当だ」と説明した。
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