シンガー・ソングライター米津玄師(34)の「KICK BACK」が、全米レコード協会(RIAA)でプラチナ認定されたことが17日、分かった。“日本語詞”の楽曲が、同協会でプラチナ認定を受けるのは史上初。日本人アーティストの世界進出を象徴する偉業を成し遂げた。
「KICK BACK」は、アニメ「チェンソーマン」のオープニング曲として書き下ろし、King Gnu常田大希(33)と共同で編曲した楽曲。22年10月に配信し、音楽サービス「Sportify」の世界で最も再生されている楽曲デーリーランク「トップ50−グローバル」では47位と、国内歌手で初めてランクインを果たした。
同曲は23年にゴールド認定を受けており、今回100万ユニット(ストリーミング再生1億5000万回相当)以上を記録した楽曲に与えられる「プラチナ認定」に到達。米津は「大変うれしく思っております」とし、同曲について「試行錯誤をすることもあったとは思うんですが、喉元過ぎれば熱さ忘れるというか。今となっては、すごく無邪気に作っていたなという、いい思い出として残っていますね」とコメントした。
さらに「今年の初め、ワールドツアーに行った時には、皆さんこの『KICK BACK』という曲で非常に熱く盛り上がってくれて。やはり『チェンソーマン』が日本以外の国でも人気なのも合わせて、この曲が持ってる力というかエネルギーみたいなものはすごく大きいんだなということを改めて感じる機会になりました」と喜びを伝えた。
RIAAは全米でのセールスに応じてゴールド&プラチナ認定を行い、16年1月からは曲やストリーミングも含めるものに改訂。過去に日本人ではオノ・ヨーコ氏などがゴールド&プラチナ認定を受けた。米国内だけでなく世界中のアーティストの実績を示す重要な指標となっている。
|
|
○…米津がミリオンセールスを記録した18年の「Lemon」はMVが9・3億回再生を突破し、日本人アーティスト初の記録を更新。MV1億回再生は16作品にのぼる。昨年8月にはアルバム「LOST CORNER」を北米、ヨーロッパ、アジアでリリースし、米・Billboardの3つのチャートでTOP50入り。国内では前作からアルバム2作連続で累積売上50万枚を超え、ソロアーティストとしては令和初となった。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
高畑充希 ふっくらお腹で登壇(写真:ORICON NEWS)31
「どーもくん」新バージョンお披露目 ボディーは茶色から…(写真:日刊スポーツ)50