自分が選んだ本が苦しい境遇の子どもたちに届く 書店とNPOが連携するチャリティー活動「ブックサンタ2025」

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2025年09月18日 13:00  OVO [オーヴォ]

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自分が選んだ本が苦しい境遇の子どもたちに届く 書店とNPOが連携するチャリティー活動「ブックサンタ2025」

 認定NPO法人チャリティーサンタ(東京)による「ブックサンタ」。全国のNPOと書店が連携し、貧困や病気、被災などで苦しい境遇に置かれている全国の子どもたち(0〜18歳)に新品の本をプレゼントするプロジェクトで、2017年に58店舗からスタート。年々規模が拡大し、昨年の「ブックサンタ2024」では、13万843冊の本が寄付され、全国の子どもたちに届けられた。

 ブックサンタで贈るのは「新品の本」のみ。プロジェクトの趣旨に賛同する人が贈りたい本をパートナー書店で購入し、そのままレジで本を寄付できる仕組み。0〜18歳を対象に、毎年、絵本・童話・図鑑・小説など幅広い本が全国各地の子どもたちに届けられている。これまでの累計寄付冊数は40万176冊に上る。

 今年の「ブックサンタ2025」の参加書店は昨年から17店舗減り、1851店舗と、開始以来、初めて減少。一方で、参加する書店法人数は前年の138から150へと増え、新たに書店100店舗以上が参加する。近年の書店業界を取り巻く環境は厳しい中、今年は新たな取り組みとして、ブックサンタの活動を応援できる「しおり」を販売する。

 「しおり」(1枚550円・税込み)は、ブックサンタオリジナルの3種類のデザイン。これまでに本を贈った子どもからの手書きの感想を取り入れている。しおりの購入代金の一部は、書店からNPO、NPOから家庭への送料や本の管理費用となり、子どもたちへの本のプレゼントにつながる。

 同プロジェクトの開催期間は、9月23日(火)〜12月25日(木)。オンライン書店では12月26日(金)まで寄付を受け付けている。参加書店一覧は、「ブックサンタ2025」のホームページに掲載している。

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