歌手小林幸子(71)が4日、埼玉県鶴ケ島市で、大相撲・立浪部屋の力士3人と一緒に、地域の子どもたちや保護者ら約100人が集まった「子ども食堂」でおにぎりやちゃんこ鍋を振る舞った。
小林と横綱豊昇龍(26)らが5月に新潟県十日町市で田植えをした「子ども食堂支援米」から収穫したコシヒカリ約30キロを現地から直送。たくさんのおにぎりを作り、力士が作った特製ちゃんこと合わせて振る舞った。
「わーっ、小林幸子だ」「さっちゃんだ〜」。おにぎりを敷き詰めたトレイを手にした小林が登場すると大歓声が沸き起こった。小林は子どもたちにおにぎりを1個ずつ手渡ししながら「これを食べて大きくなってね」と優しく声をかけて回った。
イベント前の取材では「豊昇龍と作った新米です。できたてホヤホヤのおいしいおにぎりを子どもたちに食べてもらうのと、力士が心を込めて作ったちゃんこ鍋をたべてもらう。すごくワクワクしています」。
1964年(昭39)に「ウソツキ鴎」でデビューして61年。「自分の仕事としては、歌って人に喜んでいただく。その他に何か支援できるものはないかと考えて、そうか、米で何か喜んでもらえるかなと思った。歌は生業であり人生ですが、それとは別にお米の支援はやり続けたます」。
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支援という“交流”で、小林自身もエネルギーをもらっているという。「歌を聞いてもらって笑顔になってもらう。おいしい物を食べておなかがいっぱいになると笑顔になる。どちらも共通しています。その笑顔から私も笑顔をもらっています。決して一方通行ではないんです」。
そして「私がこの世からいなくなっても、子どもたちはいなくらならない。子どもは宝です」。これからも支援活動を続けていくと誓った。
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