広島大瀬良大地投手(34)が7日、広島・廿日市市内の大野練習場でリハビリを開始した。3日に群馬県内の病院で自身4度目となる右肘手術を行ったばかり。「慢性的な腫れみたいなものもあったので、早めに相談させてもらった。カープに入って3度目になるので、許可してくれる球団に感謝しないといけない」と患部を固定したまま姿を見せた。
前回23年オフの手術のように「ねずみ」といわれる関節軟骨や骨の小さな断片を取り除くだけでなく、今回は肘の痛みの原因となり、可動域を狭めていた滑膜も取り除いた。「かなり丁寧に骨を削ってもらった。内視鏡でやってもらうよりは動きが出てくれるんじゃないかなと。そこを一番期待して、今回はやらせてもらいました」。痛みを抱えた中で今季は23試合に登板して7勝9敗、防御率3・48。来季へ向けて万全を期すため、球団や新井監督と話し合って全日程を終える前の早期手術に踏み切った。
過去2度の手術明けのシーズンはいずれも前年を上回る成績を残した。手術に対するネガティブなイメージもあるが、大瀬良は来季以降のための決断と強調する。「良くなるものなので、より体が元気になるという期待しかない。しっかりとリハビリのステップ踏んで、今年以上に元気な球を投げて抑えないといけないなという思いはあります」。約2週間後の抜糸をへて、2年前とほぼ同じ復帰プランで進められる。来季も開幕からローテーションの一角を任せられるため、強くなるための準備期間を過ごしていく。
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