帯状疱疹で緊急入院の笠井信輔アナ退院「失明はしてません」右目はしばらく開かず

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2025年10月07日 19:22  日刊スポーツ

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帯状疱疹での緊急入院から6日に退院した笠井信輔

帯状疱疹(ほうしん)で9月22日に緊急入院し、休養中だったフリーアナウンサー笠井信輔(62)が7日、ブログを更新し「緊急入院から2週間、昨日ようやく退院できました」と、前日6日に退院していたことを明らかにした。


笠井は「本当にお騒がせいたしました 入院のときには、あんなに暑かったのに久しぶりに外に出てみて、こんなに清々しい気候に変わっていたとは、開放的な気分を味わっています」と心境をつづった。


一方で「【帯状疱疹】…こんなに怖いものだとは思っていませんでした もっともっと備えておくべきでした」と反省。「担当の先生方からは『近年、本当に帯状疱疹の患者さんが増えている』とお話がありました 私の場合、様々な事情が重なって、大きな病院で診てもらうのが遅れてしまい重症化 右目が開かなくなりました 『帯状疱疹の合併症としては、極めて珍しい症状』そんな診断も受けてしまいました」と、体調悪化の中、仕事を続けるなどして、入院が遅くなったことを悔いた。


その上で「しかし、徹底的な入院治療の結果、体はすっかり良くなりまして心配されていた右手のしびれ、麻痺もなくなりました 失明はしていません」と前を向いた。


「そこはホッとしていますが瞼(まぶた)が開かない 開くまでにはもう少し時間がかかりそうです しばらくは片方の目でがんばります」と、失明はしなかったものの、右目が不自由な状態は続くと説明。「もちろん、無理はしてはいけません しかし、片目だからって落ち込みすぎていても良くない 片目だって働けますから あらたな個性を得たと捉えて進みます!」と意気込んだ。


笠井は、9月25日に帯状疱疹(ほうしん)と診断されたことと2週間、休養することを発表。入院4日前から右目が腫れ上がって開かなくなり、視力が0・2まで落ち、味覚障害も起きるなど重症化し、体力も落ちたため、入院後は一時、車椅子生活を余儀なくされた。回復し、リハビリに努める中、4日の投稿では「頭部の右のピリピリは痛みがどんどん治まり右顔の腫れた感覚、圧がかかった感覚 右こめかみの痛み 右の歯が浮いている感じも治ってきて何よりも右舌の味覚障害が解消してものが美味しく食べられるようになりました!」と味覚障害がなくなったと明かしていた。一方で、右目の治療で新たな薬を投与するため、一時は食事制限もかけられていた。


これまでにも、19年12月に悪性リンパ腫の「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」と診断され、翌20年に完全寛解した。その経験を振り返り「5年前にがんになってから『引き算の縁と足し算の縁』と言う話をずっとしてきました 最低最悪の“引き算”の体験をしてもこの体験をしたからこそ今がある 新たな縁が結ばれたと言うマイナス思考からプラス思考への転換 人間はその底力を持っていると言うことを、私は14年前の東日本大震災で東北の皆さんに教わりました」ともつづった。「目が片方、開かないと言うのは多いなる“引き算”であります しかし、だからこそ見えてきたこと、わかってきたこと それらをしっかりと踏まえこの状況を“足し算”として捉え改めて自分のなすべきことが見えてきました」と決意を新たにした。


その上で「この2週間キャンセルしてしまった仕事先の皆さん本当に申し訳ございませんでした いつか罪滅ぼしができればと思っております」と仕事先を含めた関係者に謝罪。そして「入院中、SNSを含め本当にたくさんの方々の励ましの言葉に支えられてきました 改めて感謝します 全身全霊で治療に当たってくれた先生方 検診的に寄り添ってくださった看護師の皆さん、リハビリの先生 皆さんに感謝いたします これからもどうぞよろしくお願いいたします」と感謝の言葉を重ねた。

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