4日に投開票が行われた自民党総裁選で、女性初で新総裁に選出された高市早苗前経済安保大臣(64)。事前には“小泉進次郎農水大臣(44)有利”と報じられていたが、予想を覆して、高市氏が歴史的勝利をおさめた。
この“番狂せ”ともいえる結果には、“ある政界の重鎮”の力が働いていたから、と言われている。
「麻生太郎最高顧問(85)です。自民党に唯一残る派閥・麻生派の議員に対し、総裁選1回目の投票では、派閥議員に茂木敏充元幹事長(70)と小林鷹之元経済安保大臣(50)にそれぞれ投票するよう指示し、2回目の決選投票では高市氏に投票するよう伝えたと噂されています。1回目の投票で茂木氏と小林氏に“票を貸しておく”ことで、決選投票では議員票で不利とされた高市氏が小泉氏を“逆転”したのです。麻生氏の老獪さが光った結果でした。
昨年の総裁選でも高市氏を支持した麻生氏は、“犬猿の仲”とされる石破氏の前に敗れて“名誉職”の意味合いが強い最高顧問となり、1年間苦汁を飲まされました。党内では、“麻生氏は終わった”と思っている議員もいたようです」(全国紙政治部記者)
その一人が、平将明デジタル担当大臣(58)だ。3日の定例記者会見で、総裁選候補者が麻生氏のもとを回り、支援を要請している動きについて問われると、
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「以前ほど影響力があるように思えない。念のため行っておこうというぐらいの話だ」
「昔ほどキングメーカーみたいな人がいるような総裁選だという印象は持っていない」
などと発言し、小泉氏支持を表明していた。
しかし、高市氏勝利の総裁選後、平氏は7日の定例記者会見で発言を撤回。
「前回の記者会見で、麻生さんはそれほど影響力がないんじゃないかと言って、今絶賛大炎上中になっているわけですが」と前置きした上で、
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「全く結果として事実誤認だったので、反省したいと思います」と述べた。
平氏の麻生氏を甘く見た発言に対し、今後を心配する声や辛辣なコメントが挙がっていた。
《自業自得や!!》
《平さんは、日頃からの麻生さん憎しでツルッと口から出ちゃいましたね… 適材適所のデジタル大臣だったのに、また干し柿ポジションに戻るんでしょーか》
《もう遅い。覆水盆に返らず。 当分「冷や飯食い」だねw》
《あれだけカッコつけておいて、麻生太郎さんの影響力を目の当たりにして、あの結果になって、言い訳か。》
《一度失った信用はそう簡単には取り戻せない。所属する党の大先輩を愚弄したあの動画はデジタルタトゥとして残るだろう。》
《見苦しい言い訳。もう手遅れなので冷飯を食べてなさい。》(すべて原文ママ)
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