6月以来の代表復帰となった中村敬斗(スタッド・ランス/フランス) 日本代表は、『キリンチャレンジカップ2025』のパラグアイ代表戦に向け、現在は千葉県内で調整を続けている。MF中村敬斗(スタッド・ランス)は7日、メディア対応に応じ、今夏の動向や現在の心境について語った。
昨シーズン、中村はリーグ・アンで32試合に出場し、11ゴール2アシストを記録。チームの主力として活躍したものの、クラブは昇降格プレーオフの末にリーグ・ドゥ(2部)降格が決定した。中村自身は今夏の移籍を希望していたが、最終的に残留が決定した。
中村は今夏の動向について「はっきり言って移籍したかったのは事実」と移籍希望をしていたことを明らかにしつつも、「ワールドカップもありますし、リーグ・ドゥに降格させてしまったことに責任も感じているので、1部に上げられるように頑張りたい」とコメント。さらに「ドゥでやる以上は、毎試合違いをみせないといけないとも感じている。でも、それをプレッシャーに感じ過ぎずに自分らしいプレーができればと思う」と口にし、今シーズンの戦いに決意を示している。
また、中村はこの夏行われたジャパンツアーには帯同せず、開幕後のリーグ戦も欠場。9月20日に行われたリーグ・ドゥ第6節サンテティエンヌ戦で復帰を果たした。心境の変化については「受け入れるしかないですし、(移籍できなかったことで)悲観的にもならなかった」と振り返ると、「チームからは2カ月くらい離れていたので、戻ってからの練習や試合はめっちゃ楽しく感じた」と現在の気持ちも語っている。
今後のリーグ・ドゥでの戦いに関しては、結果を残し続ける必要性を強調。「スタッド・ランスで中心選手として、リーグ・アンに昇格するという目標を達成できれば、代表に選ばれた時にも何かしら残せると思う」と語った。最後に10月シリーズのパラグアイ代表、ブラジル代表との2連戦に向けては「ワールドカップ出場するかなりいい相手とできるのはすごくプラスだと思うし、そのような相手に自分がどれだけいいプレーができるのかも気になる。チームとしても必ず勝利が大事になる」と意気込みを示した。
パラグアイとの一戦は、パナソニックスタジアム吹田にて10月10日(金)19時20分キックオフ。試合の模様は日本テレビ系列で全国生中継、TVerで生配信される。