藤田譲瑠チマ 日本代表は7日、『キリンチャレンジカップ2025』のパラグアイ代表戦に向け、千葉県内で練習を実施。ピッチ上に出て約1時間ほど汗を流したMF藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ/ドイツ)がメディア対応に応じ、南米勢との対戦に向けて意気込みなどを語った。
今回の代表活動では、日本同様ワールドカップ(W杯)本大会への出場を決めているパラグアイ代表、ブラジル代表という南米の2カ国と対戦する。藤田は「すごく良い相手だと思いますし、チームとして結果を求めて戦えたら」とコメント。「個人的にもチームとしても悔しい遠征になった」と振り返る先月のアメリカ遠征を受け、「修正しつつやりれたら」と改善を誓った。
特に攻撃面に関して取り組んでいることを明かし、「裏への意識が強まりましたし、自チームでも自分のところでチャンスを作ることが何回かできたので、そこは改善している最中」と主張。同ポジションでチームの主将を務めるMF遠藤航(リヴァプール/イングランド)の不在に関して問われるも、「やれることをやれたら」と言葉少なに述べ、自身の役割を全うすることに集中している。
また、今季から活躍の場をベルギーからドイツに移すと共に、今年に入ってからは継続して代表活動にも呼ばれているが、本人は「まだまだ立場が変わった印象はなくて、今はケガ人も多いですし、そういった中で選ばれているのが現状」との見解を示し、「集中すべきはW杯ではなく自分自身のこと」と、足元を見つめた。
それでもチャンスが巡ってきていることは事実。与えられた出場機会を活かし、次代を担うボランチとして存在感を示すことができるか——。パリ世代の主軸にかかる期待は大きい。
パラグアイとの一戦は、パナソニックスタジアム吹田にて10月10日(金)19時20分キックオフ。試合の模様は日本テレビ系列で全国生中継、TVerで生配信される。