吉本新喜劇の内場勝則(65)、未知やすえ(62)夫妻が7日、大阪ステーションシティシネマで、映画「ローズ家〜崖っぷちの夫婦〜」(24日公開)の特別試写会に登壇した。
未知の手を取りエスコートしながら登場した内場は「普段しないことをしてしまって。最近、年いって危ないので、こう持ってます」と話し、「夫婦(そろって)というのもレアなので写すなら今です」と“希少性”をアピール。未知も「夫婦でいるのが不思議です」とうなずいた。
同映画は夫婦の離婚を巡るバトルを描いたヒット作「ローズ家の戦争」をリメーク。内場は「人ごとと思えない。ずっと見てて『分かる、分かる、分かる』ばっかり言うてました。人間って一緒やなと」と感想。未知は「ケンカの仕方の激しさにビックリしまして。日本の女性は奥ゆかしいなと思いました」と語った。
結婚して33年。内場家でも“冷戦状態”に突入したことはあったといい、未知は「殴ったりはないですけど、やっぱり夫婦してますといろいろありましたね。崖っぷち。本当に紙1枚でつながってる時もありました。私は妹に市役所に離婚届、間違ったらアカンように2枚取りに行ってもらった時期はありました。その時は別れるつもりでした。『内場家100日戦争』言うんですけど」。
未知が100日間、実家に帰っていたそうで、「その間、『何してんねん、帰ってこい』という言葉もひとこともなかった」とグチると、内場は「夫婦ってどういうふうにしていいか分からんくて手探りでした」と必死に弁解。
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冷戦中も舞台では夫婦役を務めなければならず、未知は「内場君の眉間見つめて、『穴あいたらええねん』って思うくらいの戦争でした」と振り返った。
離婚届は今でも、「いつでも出動できるようにチラチラ見せておかないと」と手元にあるという。
それでも、未知からは「親を大切にしてくれる」「口うるさくない」「かさばらない」「内場君の芝居が好き」、内場からは「味」「社交的」「声」とお互いの好きなところを言い合い、なんだかんだいいながら関係は良好。内場は「いい距離感ですかね。つかず離れず」と秘訣(ひけつ)をアピールした。
最後は未知が「みんなの前や。サービスや。ほっぺにチューせえ。映画でもやってたやろ。ええやろ。なんや、イヤなんか」とブチ切れ、「結婚式でもつらかったのに…」と渋る内場に、「もうええわ、お前。キレイにセットしてるけど、いっぺん頭スコーンと割って、脳みそストローでチューチューしたろか!…怖かった」と、新喜劇の鉄板ギャグを披露して大いに沸かせていた。
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