
来週は北日本を中心にこの時期としては強い寒気が流れ込み、季節が進むでしょう。北海道では平地でも雪が降る可能性があります。タイヤを冬用に変えるなど冬支度をしましょう。
今日16日は九州や沖縄で30℃超の真夏日
今日16日(木)は、日本海を進む低気圧や前線、湿った空気の影響で北海道から九州北部にかけて曇りや雨となりました。一方、晴れた九州南部や沖縄では、気温が上昇しました。那覇市では午前9時前には30℃を超えて、今年138回目の真夏日(最高気温30℃以上)となり、統計開始以来、真夏日日数の最多を更新しました。
主な地点の最高気温(午後4時30分現在)は、札幌17.6℃、仙台16.0℃、東京都心20.7℃、新潟20.0℃、名古屋22.8℃、大阪26.4℃、広島26.6℃、高知29.6℃、福岡29.3℃、那覇33.5℃でした。西日本では平年より高く、東日本と北日本では平年並みか低い所が多くなりました。
20日以降、北海道の上空に雪を降らせるほどの寒気が南下
明日17日(金)〜19日(日)にかけても西日本を中心に気温の高い傾向は続くでしょう。ただ、来週20日(月)からは北海道の上空には平地でも雪を降らせるような寒気が流れ込みそうです。西高東低の冬型の気圧配置が23日(木)にかけて続き、北海道から東北の日本海側では雨雲や雪雲が流れ込みやすくなるでしょう。北海道の山ではもちろん、平地でも雪が交じる可能性があります。山沿いや峠道を車で移動する際は冬用のタイヤは必ず装着してください。平地でしか運転されない方も、タイヤを交換していない方は早めに変えるようにしましょう。
寒気の影響で気温も北日本を中心に低くなりそうです。北海道では昼間でも10℃に届かない所があるでしょう。東北から東海にかけても、日中の気温の上がり方は鈍く、上着が手放せない見込みです。西日本の夏のような暑さも落ち着くでしょう。季節が一気に進むため、暖かい服装を選んだり室温を調整したりするなど、体調管理にご注意ください。
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シーズン最初の雪 慣れていても注意
冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。
(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。