アントニオ・フォコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン組の50号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ) 2026年WEC第2戦スパ・フランコルシャン フェラーリAFコルセのドライバーであるニクラス・ニールセン(50号車フェラーリ499P)は、スパ・フランコルシャンのサーキット特性が、WEC世界耐久選手権の開幕戦が行われたイモラ・サーキットよりも499Pに適しており、最大のライバルと目されるトヨタに戦いを挑むことができると考えている。
『カタール1812km』の開催延期にともない、当初の予定よりもおくれてスタートした2026年シーズンで先手を取ったのは日本メーカーだった。現ダブル・チャンピオンであるフェラーリは、アントニオ・ジョヴィナッツィ駆る51号車がポールポジションを獲得したものの、レースでは平川亮組の8号車トヨタGR010ハイブリッドに敗れた。
しかしニールセンは、フェラーリが昨年のスパでワン・ツー・フィニッシュを飾った事実に勇気づけられており、今回もふたたび強力なパフォーマンスを発揮することを目指している。
スパでのフェラーリの勝機についてSportscar365に問われた際、彼は次のように語った。「このクルマでスパに来たここ数年間、このサーキットは我々にとって相性の良いコースだということが分かっている」
「僕たちのクルマは高速コーナーでは優れているが、低速域や回頭性が求められる部分では少し苦労する。だからこそ、ここは我々にとって非常に強力なトラックだと言えるんだ」
「ただ、トヨタにとって強力なトラックではないと言っているわけではない。彼らもきっと上位争いに絡んでくると考えている。また、昨年はアルピーヌやBMWも非常に速かったので、非常に接戦になるだろう」
ジェームス・カラド、ジョビナッツィとともに51号車フェラーリ499Pを駆るアレッサンドロ・ピエール・グイディは、今週末の勝算を尋ねられた際、ニールセンよりも慎重な姿勢を示した。
「昨年と同じレベルのパフォーマンスを発揮できるとは思わないが、様子を見てみよう」
ピエール・グイディは、フェラーリはどのレースからも「つねに改善し、学ぼうとしている」と付け加えたが、開幕戦のイモラから多くを学ぶのは難しいだろうと述べた。
「(2026年から新仕様となった)タイヤに関する知識以外には、それほど多くのものはない。イモラとスパはトラック特性がまったく異なるため、開幕戦で取り組んだことをここに適用するのは非常に困難だ」
ピエール・グイディの51号車はイモラで2位に入賞したが、ニールセンの50号車は、レース前半に黄旗違反で手痛いドライブスルーペナルティを受け、追い上げを余儀なくされた結果、6位に終わった。
「今回我々にとってもっとも重要なのは、ミスのないクリーンなレースをすることだ」とニールセンは付け加えた。
「イモラでは残念だった。アレ(ピエール・グイディの愛称)は、まるでモナコでレースをしているようだったと言っていたね」
「それでも、実質的に最後尾から6位まで追い上げることができた。これは良い結果であり、まずまずのポイントを獲得できたと思う。もちろん、望んでいたかたちではなかったし、もっと多くのポイントを獲得することもできたはずだけどね」
ニールセンは、その逃した機会によって、彼とアントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナがタイトル争いですでに劣勢に立たされているとしても、「マインドセットが変わることはない」と語った。
「クルマのパフォーマンスは良かったと思う。レーシングドライバーとして、僕たちはいつも勝つために来ている。それが僕たちのマインドセットだ」
[オートスポーツweb 2026年05月08日]