【西武】「甲子園の星」平沢大河プロ11年目の輝き 2軍落ちのたびに思った“覚悟”乗り越え

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2026年05月10日 05:00  日刊スポーツ

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西武対楽天 6回裏西武無死一、三塁、右越えに逆転3点本塁打を放つ平沢大河(撮影・河田真司)

<西武6−2楽天>◇9日◇ベルーナドーム


3位西武が連勝し、2位ソフトバンクにゲーム差なしに肉薄した。明らかに劣勢の6回、連打で1点を返し、絶好調の6番平沢大河内野手(28)が打席へ。持ち前の引っ張りが存分に生き「すごくいい打球」と自画自賛した放物線が、見事に右翼席へ。勝ち越し3ラン。西口文也監督(53)も「よく逆転してくれた」と手放しでほめた。


◇    ◇    ◇


平沢大河が華やかなプロ野球のまっただ中にいる。西武移籍2年目、本拠地での初アーチ。「僕自身もうれしかったです。すごく価値ある1本でした」という逆転3ラン。アマゾン川のように大きく力強い存在に−。両親の願いが込められた「大河」の名に恥じず、激流のようなスイングで流れを一変させた。


甲子園の星はロッテで9年間、力を発揮できなかった。苦しんだ。「ずっとロッテでやるつもりでしたよ」。水面下ではトレード候補にも挙がったが成立はなし。「出塁率はいいから、何とかチャンスがあれば」とロッテ関係者は言ったが、そのチャンスはどんどん減っていった。


「毎年思ってきましたよ。もう終わりかなって。ファームに落ちるたびに」


光は当たらなくなっても1人で振り続けた。2軍では同世代の岸とともに若手に声をかけ続けた。チームが底上げできるように。「まだチャンスあるから。頑張れよ」。ロッテ時代も鳥越2軍監督から大きな声で励まされた。「その言葉がなかったら僕は多分終わってました」。新天地で1軍ヘッドとして再会した恩人に、周りにい続けてくれた多くの人々の心を奮わせた1発。11年たって輝きを戻す星もある。【金子真仁】

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