F1スペインGPの開催地マドリングのスタート/フィニッシュストレート 2026年F1スペインGPの開催地である新サーキット『マドリング』の建設に多少の遅れが出ているようだ。F1グランプリ前に同地で予定されていたスペインF4選手権とユーロカップ3シリーズの開催がキャンセルされた。
マドリードの国際空港バラハス近郊のマドリング建設プロジェクトは、開始当初からスケジュールに遅れが出ていた。新サーキット建設の遅延はF1では珍しいことではなく、9月11〜13日のスペインGP開催に懸念が生じているわけではないが、レース運営に不可欠ではない一部施設については、今年のグランプリまでに完成しない可能性が高まっている。
また、スペインGPの主催者は、8月第2週末にサーキットのこけら落としを行い、スペインF4選手権とユーロカップ3シリーズをメインイベントとして開催する計画だったが、これは取りやめられることになった。このイベントは、スペインGPを前に、コースマーシャルを含む運営スタッフ全体の準備を整え、問題点を洗い出して改善し、本番をより円滑に進めるための理想的な機会となるはずだった。
しかし、両ジュニアカテゴリーの主催者は、マドリング運営側から、サーキットの準備がイベント開催に間に合わないとの通知を受けた。そのため、このラウンドは急きょヘレスへと場所を変更して行われることになるようだ。
マドリングは全長約5.4kmの市街地コースと常設コースの複合サーキットで、特徴的なバンク付きの『ラ・モニュメンタル』を備えたレイアウトとなっている。先週、レースアンバサダーを務めるウイリアムズのカルロス・サインツがロードカーでコースを走行、この新サーキットを絶賛した。
「このサーキットが完全に性格の異なる2つのセクションで構成されている点が気に入った。とてもタイトな市街地風セクションからブラインドコーナーへ入り、突然コース全体が大きく開ける。まるでスクリーンを通り抜けて別世界へ入るような感覚だ」
『ラ・モニュメンタル』についてサインツは、「正直、驚異的だった。これほど楽しく、スムーズで、幅広いとは思わなかった。長時間にわたってマシンを傾け続けることになる。このクルマですでにこれほどなのだから、F1マシンならどんな感覚になるだろうね」と語っている。
[オートスポーツweb 2026年05月20日]