
虎が7点差をひっくり返す大逆転劇を演じた。最後は阪神森下翔太外野手(25)が劇的な11号のサヨナラ弾を放った。7−7で迎えた9回裏、先頭で中日牧野の147キロストレートを一振。打球は左翼スタンドに飛び込んでいった。
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森下は多忙を極めたオフも親孝行の時間を大切にした。優勝旅行に、イベント、さらには野球トレーニングジム「Rebase」(リベース)に通ってトレーニング…12月に神奈川の実家に帰省も、完全オフは31日から3日間ほどだった。母ゆりさんも「休む暇なく動いていた」と話すほど、トレーニングに費やした。 それでも年末年始は祖父母宅を訪れ、毎年恒例のいとこや親戚との家族だんらんの時間を過ごした。優勝旅行やWBCにも両親を招待。お立ち台でもらうトラッキーのぬいぐるみも実家に送っている。「会社員とかだと仕事している姿なんて見られない。普段、息子が試合しているところを見られるというのは本当にありがたい」とゆりさん。活躍が何よりの親孝行だ。
幼少期から大リーグの試合を見ていた森下少年。実家のリビングには、今でも母から贈られた松井秀喜氏のサインボールを大切に飾っている。幼少期は決して前に出るタイプではなく「いつも2番目でいいよ、みたいな引き気味な子で。人見知りもあったので、人前に出るのが全然苦手だったんですけど。高校の途中くらいから変わりましたね」と母は振り返る。
それでも「プロ野球選手になって活躍する」という言葉は突き通した信念。WBCでは世界の舞台で躍動も、森下にとって通過点に過ぎない。1発でけん引する虎の主軸へ。一回りも二回りも大きくなった背番号1が、ここからリーグ連覇へ突き進む。【村松万里子】
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