マシュー・バキシビエール、ベン・バーニコートとともに2026年のル・マン24時間に参戦するフランソワ・ペロード(レーシングスーツ着用のなかでの右端) フランソワ・ペロードは、AFコルセと2026/27年のアジアン・ル・マン・シリーズに新設されるハイパーカークラス参戦に向けた協議を行っていることを認めた。しかし、中東情勢の緊迫化を背景に、同シリーズが予定どおり開催されるかどうかは不透明だと述べている。
2024年のル・マン24時間レースで、AFコルセが運営するオレカ07・ギブソンを駆り、LMP2プロ/アマクラス優勝を果たしたフランス人ドライバーのペロードは、長年にわたりアマト・フェラーリ傘下のAFコルセでGT3とLMP2の両クラスに参戦してきた。
現在はヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)と来週末のル・マン24時間レースに集中しているペロードだが、状況が整えば、今年後半にアジアシリーズへの参戦も視野に入れていると明かした。
ペロードは、フェラーリ499Pでのレース参戦について協議していることを認めた初のブロンズドライバーとなった。フェラーリの耐久レース部門グローバル責任者であるアントネッロ・コレッタも、複数の非公開カスタマーとの協議を認めている。
「協議中だ」とペロードは6月5日、ル・マンでSportscar365に語った。
「フェラーリと話をした。これは秘密ではない。もし実現すれば、間違いなく話題になるだろう」
「しかし、現時点では、選手権や開催地、そして地政学的な状況など、そこには多くの不確実性がある」
「どうなるか見てみよう。夏には何らかのニュースが聞けることを期待している」
ペロードは、もしアジア・ハイパーカーのプログラムに参加するとしても、それはAFコルセとフェラーリとの協力によるものになると改めて強調した。
「他にもいくつか話し合いはあったが、かなり早い段階で頓挫してしまった」と彼は語った。
ペロードの今シーズンのシリーズ開催に関する発言は、SROモータースポーツグループの創設者兼CEOであるステファン・ラテルの発言と対立する。ラテルはSportscar365に対し、2026/27年シーズンは「開催される」とし、ドバイとアブダビで予定されていたレースが開催できない場合に備えて代替案を策定中だと述べた。SROはACO(フランス西部自動車クラブ)/LMEM(ル・マン・エンデュランス・マネジメント)とともに、シリーズの共同プロモーターを務めている。
アジアン・ル・マン・シリーズの理想的なスケジュールについて尋ねられたペロードは、シリーズが完全に東南アジアに戻ることを望んでいると述べた。
「僕自身、半分アジア人なので、アジアン・ル・マン・シリーズが主にアジアで開催されることを望んでいる」と彼は語った。
「でも、中東に行くのも構わない。結局、中東もアジアの一部だからね。現状維持でも構わない。アジアでのレースが増えれば、なお良いけどね」
フェラーリ499Pモディフィカータを所有するペロードは、499Pハイパーカーをまだ運転したことはないものの、このフェラーリのLMHベースのトラックデイプロトタイプにおいて、すでに好印象を得ているという。
「とても素晴らしいクルマだ」とモディフィカータについてペロードは話した。
「速い。LMP2ほど遊び心や機敏さはなく、特に低速コーナーでは重量増の影響を受ける。だが、直線では非常に速い」
[オートスポーツweb 2026年06月06日]