

私はマユの手を握り、まっすぐその目を見つめました。「どうしても疲れてしまったときは、お母さんがここにいるわ。失敗してもいい、間違えてもいいの。いつでも休憩しにいらっしゃい」マユの瞳からは、もう迷いは消えていました。


純白のドレスに身を包んだマユは、今までに見たことがないほど凛として、美しく輝いていました。その隣には、娘を誰よりも誇りに思うタカヒロの父親としての顔がありました。私はこれまでの子育てを思い返し、涙が止まりません。

マユの引っ越し前夜。私は夫婦の支えあいを、アクセルとブレーキに例えました。たとえ失敗してもずっと見守っているから、大胆に走っていってほしいと伝えたつもりです。マユはその思いをわかってくれたのか、笑いながら「アクセル全開で走っていく」と言ってくれました。
そして迎えた結婚式当日、凛としたマユの姿は眩しく、誇らしげに輝いていました。悩んだり迷ったりしながらも、自分の意志で人生を選び取ったマユ。その背中を見送りながら、仕事も家庭も欲張ってほしいと願いました。マユとヨウタくん、2人ならきっと大丈夫だと信じています。
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