【日本ハム】小村球団社長、運命の6月10日に届いた手紙で思うプロ球団の使命

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2026年06月14日 06:00  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

笑顔の日本ハム小村勝球団社長

<コムラノコラム>


忘れられない日に思わぬ交流が−。「コムラノコラム」を執筆する日本ハム小村勝社長(60)の元に、1通の手紙が届いた。その日は、偶然にも2年前、自身がくも膜下出血で倒れた6月10日。14時間の大手術を乗り越え生還を果たした“奇跡の社長”は、死の淵からよみがえった経験をもとに、病に苦しむファンへ、あきらめないことの大切さを伝えたという。交流戦も大詰め。ファンもチームも、温かい小村節で全力サポートしていく。


   ◇   ◇   ◇


エスコンフィールド開業1年目より「ビジターリスペクト」を掲げ、交流戦では3連戦終了後に、シーズンは最終戦で大型ビジョンにて、ビジターチームとファンの皆さまに向けてメッセージをお届けしています。時には行き過ぎた「ビジターリスペクト」により、ご意見をちょうだいすることもあります。ただ、スポーツをする上で、高校野球などでみられる「エール交換」やラグビーでの「ノーサイド」など、勝敗とは別に対戦相手をリスペクトすることは、とても大切なマナーであると思います。ひいきのチームが負けると面白くないのは当然だし、相手が喜んでいる姿を見て、唇をかみしめるのは、選手もファンも同じです。


その悔しさが成長を後押しするのも事実だと思います。プロ野球というスポーツは相手チームがいないと成り立たないスポーツですし、どちらかがそのつらい思いをします。また相手チームのみならず、審判の皆さんや多くの裏方さまやボランティアの皆さまなど、本当に多くの方々によって支えられているエンターテインメントであります。関わる全ての人々をリスペクトすることを、決して忘れてはいけないと思います。ご来場いただいた皆さまに、勝敗にとらわれず、この皆でつくり共有した時間を楽しんでいただければと思い、スタッフ一同「また来たい!」と言っていただけるように努力して参ります。


また、私事ですが、くも膜下出血で倒れてから6月10日で2年がたちました。14時間の手術と意識のない日が続いた日々、職場の皆さまや執刀していただいた先生、リハビリを支えていただいた方々。皆さまのおかげで元気に仕事ができております。運命的に、その6月10日に、ファンの人より手紙が来ました。内容は「これから脳腫瘍(しゅよう)の手術を受けるのですが、くも膜下出血を乗り越えられたことに勇気づけられた…」という内容です。このようなお手紙を頂く度に、プロ野球チームの使命は、勝敗も大切ですが、常に「諦めないで戦う姿勢」を感じていただくことが重要。「絶対に大丈夫!」と返信させていただきました。心からそう信じています!


エスコンの壁に「人生1回きり。挑戦しないなんて、あり得ない」というFビレッジおじさんの言葉が書かれている場所があります。“1回きりの人生なので、どんな困難もあきらめないで戦おう!”と感じていただき、少しでも前向きに挑戦しようと思っていただける一助になれるように、ファイターズはこれからも挑戦し続けます。シーズン中盤から後半戦に入っていきますが、その名の通り「戦う集団」となって、全力で臨んで参ります。(北海道日本ハムファイターズ球団社長)

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