
今のパチンコは、僕はやらない。ラッキートリガーが導入されて射幸性はグンと増したが、狭い針の穴を通すようにして出玉獲得のチャンスを手にしたとしても、それってしょせん駆け抜けることもあるわけで。しかも天井もない台ばかりだから、余計に挑むのが怖い。
僕も若い頃はパチンコに積極的に挑んだこともあったが、そんなに負けなかったにせよ、当時は確変突入率も継続も50%が主流だったのもあり、やっぱりあんまりいい思いをすることはなかったのが大きい。パチンコ自体にうっすら苦手意識があるんだよね。結果、依存の度合いが少なくて済んだ。転じて今のラッキートリガー搭載台は熾烈だ。
初当たりを取って、その際の抽選を突破してラッシュを取り、そのラッシュ中の大当たりの何割かの抽選に突破してより上位のラッシュに突入をする。するといっぱい出るという。玉が。
考えただけで頭が痛くなる。でも、その上位ラッシュに突入した際の期待獲得出玉は万発超えという台も多く、そういうのでパチンコファンは夢を見れるんだろうな。実際には期待通りに連チャンしないことも全然考えられるというのに。
しかしパチンコファンってのは皮算用が好きな人たちであるので、無謀な勝負にもガンガン挑むのだ。せめてそれなら、ボーダー以上にちゃんと回る台を打てばいいんだけど、まあそこまでこだわってるとパチンコ自体打てない地域も多いから、マイナス調整台に果敢にも挑むのである。
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その結果、1日で負けが凄いことになるユーザーも出てしまうのも当然の話。(文:松本ミゾレ)
1か月分の給与をまるごと飲ませる
先日、5ちゃんねるに「【悲報】今日、パチンコで22万負けた」というスレッドが立っていた。悲報と銘打っているがそれは当人にとっての話で、他人からすれば朗報に属する形の話題である。
スレ主は「5月の給料ないなった」と書き込んでいる。スレッドが立ったのは6月3日。この人の次の給料日がいつかは分からんが、一般的な25日とかだとすると、なかなか悲惨な1ヵ月になりそうだ。今頃2キロぐらい痩せてそう。
スレッドでは「1日でそんなに使えるものなのか」や「ほんと話盛るの好きだな」といった懐疑的な書き込みも多々ある。
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かく言う僕も、「22万失うって本当に朝からノーヒットで休憩なし、ひたすら負け続けないと達成できないだろうな」とか思ったんだけども、よく考えればパチンコとなると、そもそも全然回らない台に固執して、なおかつ運にも見放されていたのであれば不可能ではないんだよなぁ。
今なんてボーダーに届かない回転率の台も珍しくないし、さすがに全く初当たりを引けないなんてことはないとしても、初当たりからのラッシュ獲得ならずとか、突入しても駆け抜けとかがあれば、20万以上の負けはあり得ないとも言い切れなくなる。
で、下手に今はラッキートリガーがあるせいで「一発かませば10万、20万は出せそう」みたいなことを考える人もいる。もう22時近いのにまだそういった射幸性の高い台の通常時を回している人とかいるし。「30分あれば万発出せる!」みたいな希望を抱いて打ってるんだろうけど、まさにこういった人たちの徒労があるから、ホールはやっていけるんだよね。
そろそろ自主規制も近いと予想するが果たして
さてさて、パチンコ台というのはメーカーが切磋琢磨して開発・販売するものだが、それらは第一に警察庁が厳重に管理している規則の枠組みの中で作らなければならない。
そのため業界団体はここに抵触しない台を作るように内規を用意しており、メーカーはこの内規に従って開発をするというルールがある。ただ、そのルールの隙をつく形で、時々出玉力の高い台を作るメーカーが出現することがある。
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すると内規の枠組みでの開発によって誕生したその台を、他のメーカーも参考にするといった事例があり、ユーザーもどうせなら射幸性の高いマシンを好むものだから、気付くと射幸性の高いマシンだらけになることに。
とはいえ業界団体は放任主義ではないので、こういった状況が蔓延すると、警察に指導されるより早く、業界内に自制を促す。こういったことが、これまでに何度か繰り返されてきた。
つまり、警察に「射幸性が高過ぎる」と判断されかねない台が出てしまったら、業界団体内の自浄作用で「もうちょっとマイルドな台の開発をしていきましょうよ」となるわけだ。
パチンコ業界のこの自浄作用は、割としっかり機能している。一方でパチスロに関しては過去に明確に警察庁の指導の下、4号機区分の機種が撤去にいたった歴史がある。
実際、10年ぐらい前かなぁ。業界内の自浄作用によって一時期流行した射幸性の高いマシンが撤去され、かなりマイルドな65%継続ぐらいのスペックの台が主流となったことをおぼえているパチンコファンも多いはず。
パチンコ業界は業界なりに、健全化に苦心しているということが言える。何より、警察庁に睨まれて得することなど何もないわけで。
現在、その65%規制は撤廃され、前述の射幸性の高いラッキートリガーが導入され、またまた出玉力の高いマシンが隆盛となっている。が、これも行き過ぎたきらいもある。ここからは僕の予想でしかないが、そろそろ業界団体が示し合わせ、ぼちぼち自制を促すフェーズに入るんじゃないかと考えている。
だって1日で22万使う人なんて、完全に出玉のリターンを夢想してないと発生しないわけだから。こういう、身を持ち崩す負け方をする人が続出するのは遊技場としても良くないだろうし。
とはいえラッキートリガーの概要もあくまで内規の基準に即したものではあるので、あと数年ぐらいは依存症のファンたちを熱狂させるのかもしれないけれど……。まあでも、ラッキートリガーの突入率もかなり低いし、相当狭き門になっているので、個人的には怖くて手出しできないかな。
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