
【写真】撮影中もワチャワチャ♪キャッキャ♪が止まらない! まぁさま&かいちゃん&ねねちゃんの仲良しショット
◆ハマって観ていた韓国ドラマの舞台化にワクワク
本作は、40歳を目前に人生を見つめ直す3人の女性の物語。友情、仕事、家族、恋愛…30代最後の年を迎えた人生の悩みをリアルに描き、“今一番泣ける”と話題になったドラマを世界で初めて舞台化する。
――人気韓国ドラマの初の舞台化となります。
朝夏:配信された時にこのドラマを観てすごくハマり、ほぼ寝ずに一気に観てしまったくらい好きな作品です。ソン・イェジンさんが大好きなのですが、彼女の役を演じられるということがとてもうれしかったです。
七海:私も観ていて、人の心の深いところに入っていく作品だなと思いました。お話をいただけるとは全く思っていなかったのでびっくりしたのと同時に、自分自身にとってもすごくチャレンジな作品になる、今までやったこともない役柄だなとうれしく感じました。なにより(朝夏と夢咲)2人の名前を聞いてうれしすぎましたし、どんな時間を過ごせるのか楽しみにしています。
夢咲:私もドラマを観ていたので、まさかこの作品を舞台化、それも日本で初演ということにすごく驚きました。まぁちゃん(朝夏)とかいちゃん(七海)が出るというのを聞いて、これはもう受けるしかないだろうと(笑)。
|
|
|
|
朝夏:重い題材を扱っているんですけど、観終わった後にネガティブにならないんですよね。後悔しないように生きようとする登場人物の姿にすごく魅かれました。ちゃんとキュン!があるところも、韓国ドラマならではの素敵なところだなって。
七海:私は、何かあると美味しいものを食べよう、飲みに行こうと3人で集まるところが好きですね。一生懸命になっちゃうと、睡眠時間やご飯を食べること、誰かと過ごす時間をおろそかにしがちになるじゃないですか。そこで「行くよ!」と連れだって集まるあの場面が、ちゃんとした生活を思い出させてくれる感じがして素敵だなと思います。
夢咲:稽古中も3人で一緒にいっぱいご飯に行きたいよね。
朝夏:韓国料理ばっかりになるかもしれない(笑)。
――夢咲さんはこの作品のどんなところに魅かれましたか?
夢咲:このドラマは心が温かくなるようなラブストーリーをそれぞれが持っていて、急展開はしないもののそれぞれが惹かれ合い、その中で人間としても成長していく過程がすごく素敵だなと思いました。
|
|
|
|
――それぞれが演じられるキャラクターの印象はいかがでしょう?
朝夏:私が演じるチャ・ミジョは皮膚科医で、3人の中ではちょっとリーダーっぽい気質があります。実はミジョとは共通点が多くて、ラフマニノフや芍薬が好きなところはドラマを観ていて親近感を抱きました。
彼女は完璧に見えて、何でも手に入っていると思いきや、出生のことやお母さんのことなどいろいろと心に傷を負っているのですが、そういうものをあまり出さずに生きている。でも実はそういう弱い部分もあって、すごく多面性のある魅力的な役だなと感じています。彼女の選択や人のために尽くしていく姿には、自分でもそうするだろうなって思うようなことがたくさんあったので、自分の引き出しというか、今まで経験してきたことがリアルに表現できるんじゃないかなって思っています。
あとはやっぱり2人との関係性がね。脚本通り私たちも10代から知っていますし、こんなに等身大にできる役柄、関係性の作品に出会えることってなかなかないのですごくうれしいですね。
七海:私が演じるチョン・チャニョンは演技指導者です。自分とはちょっと対比にいるかなっていうぐらい、すごくしっかりしていて、自分の意見や行動をスパスパっと決めていくところがあります。私は割と優柔不断で…。
朝夏:意外とね(笑)。
|
|
|
|
登場人物3人の関係や雰囲気を「はじめまして」「よろしくお願いします」で出すことは難しいと思うんです。でもこの3人だと自然とできる。本当によく考えてくださったキャスティングだなと思います。
夢咲:チャン・ジュヒは百貨店で美容部員をしている女性です。普通の家庭で穏やかに愛されて育ってきた女性で、高校生の時に刺激をくれる2人と出会ったことで、彼女の中で新しい世界が見えたというか。なので、この2人の大人びたところにすごく憧れて、ちょっと妹キャラっぽいところがあるのかなと思います。ほわっと穏やかで楽天的な女性ですね。
2人とこの関係性を共有できるのは本当にうれしいですね。まぁちゃんも言っていましたが、10代の時に出会って、かいちゃんとは同期で、まぁちゃんとは一期違い。ほぼ同じ時間、濃い時間を共に過ごしているので、その過程を経てこの作品ができるというのは、私にとって得でしかないです(笑)。
◆音楽学校で出会った10代から変わったこと、変わらないこと
――10代からここは変わったな、ここは変わらないなと感じられる部分はどんなところでしょう?
朝夏&七海&夢咲:(声をそろえて)え〜?
夢咲:変わらないよね?(笑)
朝夏:こういう取材でしゃべっていると、いい意味で上下がなくなったなって思うんです。それがすごくうれしい。
――先ほどから“まぁちゃん”と呼ばれてますもんね。
朝夏:そうなんです。宝塚にいる時って、自分もそうでしたけど1学年でも違いがあったら上下関係があったんですけど、友達に変わったという感じがしてすごくうれしいです。
七海:それはまぁちゃんがそうしようって言ってくれるから、私たちも甘えてね。
夢咲:ねー!
朝夏:この作品をやるからとかではなく、そうしてくれるところが本当にうれしい。
夢咲:旅行にもいっぱい行きましたよね?
朝夏:ねねちゃんとは『モダン・ミリー』で共演して、佐賀にも行ったし、京都にも行ったし…。
七海:私、行ってない…(笑)。
夢咲:この作品が始まる前に3人でどこか泊まりがけで行こうと計画中です。
――七海さんは、変わったな、変わらないな、はありますか?
七海:どうでしょう…。こんなに長い年月一緒にいて、変わったなってならないのがいい意味ですごいことだなって思います。
朝夏:宙組時代のヤンチャさはなくなったかしら?(笑)
七海:チャラチャラしてましたもんね(笑)。
朝夏:してないよ〜。お兄様だもん。
七海:確かに落ち着いたかも(笑)。
◆七海&夢咲が明かす、朝夏まなと“優しさの塊”エピソード
――それぞれの舞台人としての魅力をどのようにご覧になられていますか?
朝夏:ねねちゃんとは『モダン・ミリー』で初めて一緒にお芝居をしたんです。その時になんてキュートなんだと。役柄もあると思うんですけど、ねねちゃん自身が人として持っているものがすごくキュートで。それが全てを物語っていて、好き!って思いました。
かいちゃんとは宙組時代に男同士として一緒にお芝居していたのですが、すごく芝居が好きな人なんですよ。宝塚なんだけど、生の芝居をする人だなと思っていました。
七海:まぁちゃんはがっつり芝居をした時に、なんてナチュラルに芝居をされる人なんだろうと。目の奥に本当か嘘かがあると思うんですけど全く嘘がなくて、目を見るだけでなんか泣いちゃいそうになる感じがあって、すごい人がいる!と思いました。人としても大好きだし、俳優としてもすごく尊敬しています。
ねねちゃんは初めて音楽学校で会った時から、なんかこう、ただものではない感じが(笑)。私には到底できないなっていうことをやり遂げる、カリスマ性を持った人だと思っていました。お芝居もすごく好きですし、実はちゃんと一緒に芝居をするのが今回初めてなのでとても楽しみにしています。
夢咲:かいちゃんは、音楽学校で授業が終わってから寝るまでみんなで一緒に過ごして、素の部分をずっと見ていたから、本当にどんどんキラキラしていって、どんどん洗練されて、こんなかっこいい人がこの世にいるの!?っていう男役像を作り上げていってすごいなと思います。かいちゃんにしか出せないものがすごくある中で今回新しい扉が開かれると思うので、それを一緒に作り上げていけるのがすごく楽しみです。
まぁちゃんは、台本の読み解き方からすごいんですよ。そうなのか!って一緒に稽古場にいても思うぐらいキャッチ力がすごくて、みんなを引っ張っていく姿や、もちろんお仕事も素晴らしいし、全てが完璧な、この役と一緒の女性。前回もまぁちゃんからたくさん引き出してもらったので、今回もおんぶに抱っこでいろいろと引き出してもらいたいなと思います。
――今回、女の友情を描く作品となりますが、皆さんのとっておき友情エピソードはありますか?
夢咲:『モダン・ミリー』の稽古期間に誕生日だったんです。その時に、まぁちゃんがリーダーとなってキャストのみんなでお祝いしてくださって。「何が食べたいの?」と聞かれて、「タイ料理が食べたいです」と言ったら、お店を探してみんなでお誕生会を開いてくださいました。それで、お店が終わった後も「もう帰るの? 大丈夫? まだ一緒にいたかったら一緒にいるよ?」って! もうめちゃくちゃ優しい! 大好き!ってなりました(笑)。
朝夏:思い出した!(笑) カラオケしたよね。「もう満足した?」って(笑)。
夢咲:優しさの塊でしかないです。
七海:私も、事あるごとに、自分の節目や悩んだ時に「どうした?」みたいな感じで話を聞いてくれる時間を作ってくれて。それが示し合わせたくらいに、たまたま会った時やちょっと自分が落ちていたりする時に、ヒュッと手を差し伸べてくれる。在団中もだし、辞めてからもそんなことがあって、いろいろとアドバイスをくれるので本当にありがたいです。
朝夏:やった方って覚えていないんですよね(笑)。
ねねちゃんは旅行の予約をいっぱいしてくれるし、かいちゃんは「ご飯行きましょう!」「お店予約しました!」って率先してやってくれるので、本当に優しいです(笑)。
七海&夢咲:それくらいしかできないですもん!(笑)
(取材・文:田中ハルマ 写真:高野広美)
音楽劇『39歳』は、9月5日〜13日東京・IMM THEATER、9月18日〜24日大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。

