ル・マン初参戦で4番手を走行。ジェネシス首脳陣、GMR-001のペースと完走に「驚いた」

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2026年06月17日 17:20  AUTOSPORT web

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デビューから3戦目となった第94回ル・マン24時間レースで完走を果たした19号車ジェネシスGMR-001ハイパーカー(ジェネシス・マグマ・レーシング)
 ジェネシス・マグマ・レーシングのチーム代表であるシリル・アビテブールは、同メーカーのル・マン24時間レース初参戦において、一時は4番手を走行するなど、いくつかの「サプライズ」があった一方で、「主要な目標」は達成されたと述べた。

 この韓国ブランドは今シーズン、WEC世界耐久選手権の最高峰クラスにデビューしたが、新型LMDhカーである『ジェネシスGMR-001ハイパーカー』は、実戦テストの場となるはずだったカタールでの開幕10時間レースを逃し、マシンの信頼性への懸念を抱えたまま、ル・マンに臨んでいた。

 しかし、17号車がハイパーポール・シュートアウトに進出し、姉妹車の19号車も電子系のトラブルに見舞われるまでレース前半の多くをトップ10内で着実に走行するなど、サルト・サーキットでのジェネシスのペースは多くの人々を驚かせた。

 マシンのポテンシャルに驚いたかと問われたアビテブールは、Sportscar365に次のように語った。

「パフォーマンス、つまりパッケージの競争力は、少しばかり驚きだったと思う」

「予選を通じて、可能性の片鱗を垣間見ることができた。いくつかのポイントで(タイムシートに全体最速を示す)マゼンタが見えたので、スピードがあることは分かっていたが、誰がどの位置にいるのか正確には分からなかった」

「予選で、誰が何を見せているのかについては多くの推測があったが、レースのある時点では、それが本物であると想定しなければならない。それを示すことができたのは良かった」

「ピットストップや戦略によって、とくにセーフティカー後のグリッドが密集している時には大きく変動することは分かっているが、それらの瞬間(ジェネシスが上位を走る姿)を目にできたのは非常に喜ばしいことだった」

「もっとも困難だったのは、フルコースイエロー(FCY)の直後に的確な判断を下した直後、電子制御の問題でマシンが停止しなければならなかったときだ」

「順位を上げようとしていたし、非常にうまくいくはずだった。その瞬間に突然マシンのブラックアウト(電源喪失)が起きた。あれは非常に厳しかった状況だった」

 電子系の不具合はレース後半にもふたたび19号車を苦しめ、最終的にトップから9周遅れの13位で完走扱いとなった。一方、姉妹車の17号車はサスペンションのトラブルにより、レースの3分の2を消化した時点でリタイアした。

「とくに驚きではなかった部分は、信頼性だ。我々のチームは非常に若く、このプログラムはまだ始まったばかりだ」と続けたアビテブール。

「このようなコースで24時間走ってマシンを検証する方法は、率直に言って、ここで実際にレースをすること以外にないと思う」

「例えばセブリングはマシンを鍛えるのに最適なコースであることは分かっているし、そうしたかったのだが、我々のプログラムやスケジュールに組み込むことができなかった」

「できる限りの準備をしてきたとは信じているが、少し準備不足の状態でここに来たのは明らかだった」

 それでも、トラブルはあったものの、アビテブールは完走するというチームの目標を達成できたことに喜びを感じていた。

「イベントのレベルを考えれば、かなり高い目標だった。それ以外のことはすべて、その主要な目標の上にあるボーナスだ」

 ジェネシスのスポーティング・ディレクター、ガブリエル・タルキーニは次のように付け加えた。

「昨年このプロジェクトを開始したとき、3戦目までにスパでポイントを獲得し、ル・マン24時間レースで完走できるとは想像すらできなかった」

「素晴らしいことだ。信じられないよ。最高の夢の中でさえ、このレースを完走できるとは想像できなかったからね」

[オートスポーツweb 2026年06月17日]

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