画像:TVerより 7月に入り、2026年の夏ドラマが続々とスタートします。2023年に大きな話題を呼んだ『VIVANT』の続編が2クール(6カ月)で放送されるなど、今期は注目作品が目白押しです。
そこで今回は、毎クール全ドラマをチェックするアラフォー筆者が、この夏、地上波のプライム帯(19〜23時放送)で放送されるなかから、特に期待できそうな“おすすめ5選”をご紹介します。
◆ラストノート
まず紹介したいのが、内田有紀と寺西拓人がW主演を務める木曜劇場『ラストノート』(7月9日スタート/フジテレビ系、木曜よる10時〜)。環境も人生経験もまったく違う男女が、静かに惹かれ合い、やがて人生で最も激しい恋へと導かれていく姿を描きます。
◆大人の純愛ד国民の元カレ”寺西拓人の化学反応に期待
オーディション番組『timelesz project -AUDITION-』で、“国民の元カレ”と話題を集めた寺西拓人がついに民放連ドラ初主演。年齢を重ねても変わらない美しさと存在感で支持を集める内田有紀との組み合わせで、期待せずにはいられません。
さらに注目したいのが、プロデューサーが三竿玲子という点。『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』『あなたがしてくれなくても』『わたしの宝物』など、大人の恋愛に潜む愛憎を描く衝撃作を世に送り出してきました。この3者が交わることで、ただ美しいだけでは終わらない、苦さや余韻まで漂う恋愛ドラマになりそうです。
◆リーガルビート –逆転の法廷–
続いて注目したいのは、鈴鹿央士が主演を務める『リーガルビート –逆転の法廷–』(7月24日スタート/テレビ東京系、金曜よる9時〜)。本作は、“あげられない声”を抱える人たちの力になりたいと願う新米弁護士・泰地空が、個性派ぞろいの弁護士チームとともに難事件に挑む、痛快逆転リーガルドラマです。
◆稲垣吾郎×小雪の再共演に胸が高鳴る
若手実力派として着実にキャリアを重ねてきた鈴鹿央士が、ゴールデン帯連ドラ単独初主演。さらに、稲垣吾郎と小雪が脇を固めるとなれば、法廷ドラマとしての厚みもぐっと増します。鈴鹿が演じるのは、吃音に悩みながらも、ラップのリズムに乗ると思いを言葉にできる新米弁護士。
設定だけを見るとかなり攻めていますが、そこに稲垣演じる偏屈エリート弁護士、小雪演じる謎多き所長弁護士が絡むとなれば、掛け合いも存分に楽しめそうです。アラフォー筆者としては、18年前の『佐々木夫妻の仁義なき戦い』で弁護士夫婦を演じた稲垣×小雪の記憶も濃く、今回の助演タッグにはエモさを感じずにはいられません。
◆ファーストクライ 母子救命救急班
3作品目は、比嘉愛未が主演を務める水曜ドラマ『ファーストクライ 母子救命救急班』(7月8日スタート/日本テレビ系、水曜よる10時〜)。日本屈指のセレブ病院を舞台に、秘密裏に結成された“母子救命救急班”が、行き場を失った妊婦と新たな命を守るために奮闘するメディカル・エンターテインメントです。
◆浜田秀哉脚本の医療ドラマは信頼大
医療ドラマ好きとして見逃せないのが本作。脚本を手がけるのは、長期シリーズ化された『医龍-Team Medical Dragon-』で知られる浜田秀哉です。医療現場の緊張感のなかに、人間ドラマとしての深みを織り込む手腕は格別。今回の“母子救命救急班”という題材にも大きく期待したいところです。
主演の比嘉愛未はもちろん、近年『パパと親父のウチご飯』『冬のなんかさ、春のなんかね』などドラマ出演を重ね、俳優としての存在感が増している松島聡にも注目。前田敦子、徳永えり、山村紅葉、岡部たかし、真矢ミキら安定感のあるキャストもそろい、命を扱う重さとチームドラマとしての熱さ、その両方を味わえる作品になりそうです。
◆一次元の挿し木
山田涼介主演の『一次元の挿し木』(7月5日スタート/読売テレビ・日本テレビ系、日曜よる10時30分〜)は、ミステリー好きとして外せない一本になりそうです。ヒマラヤ山中で発掘された200年前の人骨が、失踪した義理の妹のDNAと完全に一致したことから、時を超えた謎に挑んでいくヒューマンミステリーです。
◆原作×脚本×監督、布陣の強さが光る
原作は、「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した松下龍之介の同名小説。そこに、原作ものを映像作品へ落とし込む手腕に定評のある高田亮、清水匡が脚本で参加し、監督には『悪い夏』などで人間の業や濁った感情をにじませてきた城定秀夫らが名を連ねます。
このスタッフ陣だけでも十分に心が動きますが、キャストの布陣も申し分ありません。主演の山田涼介を筆頭に、白石聖、堀田真由、木戸大聖、土居志央梨、佐々木蔵之介、鈴木保奈美らが集結。単なる考察要素にとどまらず、“人間”の深部まで踏み込んでくれそうな夏クール屈指のミステリー候補です。
◆Tシャツが乾くまで
そして、この夏の本命として挙げたいのが、蒼井優が主演を務める金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』(7月10日スタート/TBS系、金曜よる10時〜)。とある事故に巻き込まれた二組の夫婦を通して、喪失から始まる“愛”と“秘密”を描く完全オリジナルストーリーです。
◆この夏いちばん期待したい大人の群像劇
話題作への出演で高い評価を得てきた蒼井優にとって、18年ぶりの地上波連続ドラマ主演となります。蒼井に加え、中島歩、高橋文哉、夏帆、松山ケンイチと、演技力に定評のある俳優陣がそろいました。さらに脚本は『silent』『いちばんすきな花』などで日常会話の奥にある感情の揺れをすくい上げてきた生方美久氏。演出には『カルテット』や映画『花束みたいな恋をした』など多くのヒット作を手がけてきた土井裕泰氏が名を連ねます。
事故によって崩れた日常、愛する人の秘密、そこから始まる喪失と再生。派手な展開以上に、ふとした沈黙や会話の余白に胸をつかまれそうな、2026年夏の本命作です。
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気になる作品はありましたか?『VIVANT』が大本命という方も多いと思いますが、この夏、皆さんが心底ハマれる良作にめぐり合えますように。
<文/鈴木まこと>
【鈴木まこと】
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201