「Isabel Marant pour H&M」は「ISABEL MARANT」の過去のアーカイブからインスピレーションを得たコレクションで、デザインや素材使いなどでブランドのエッセンスが落とし込まれた。特に発売前からプリントのアイテムに注目が集まっており、Isabel Marantは「私にとってプリントはバイブレーションのようなもの。グラフィックよりもオーガニックな柄が好きなの。今回はよく私のコレクションにも登場している羽根のモチーフや、カーペットを拡大した写真からインスパイアされたプリントを使用しました」と話している。初挑戦したメンズコレクションは「まだ発売してみないとわからないけれど、プレスの反応はいい(H&Mクリエイティブアドバイザー マーガレッタ・ ヴァン・デン・ボッシュ)」と好感触だが、デザイナー自身は「ISABEL MARANT」ブランドから今後メンズをリリースするつもりはないと話しており、これが最初で最後のメンズ・キッズコレクションになる可能性も高い。
マーガレッタ・ ヴァン・デン・ボッシュは、今年のデザイナーコラボレーションに「ISABEL MARANT」が選ばれた理由について「ISABEL MARANTはとても女性に人気があり、エレガンスなのにクール。様々な要素をミックスして、コントラストを生み出すのが上手いのよ」といい、「Maison Martin Margiela with H&Mはアヴァンギャルドなコレクションだったけど、とてもウェアラブルなコレクションよ」とコメント。デザイナーは「H&M」との取り組みについて「H&Mは制限なく自由にやらせてくれてとても感謝しているわ」と話した。
【画像】Isabel Marant pour H&Mのルック http://www.fashionsnap.com/collection/hm/isabel-marant/2013-14aw/