「H&M」上陸以来、毎年ホリデーシーズン前の恒例となっているデザイナーコラボレーション。2013年の「Isabel Marant pour H&M」では、デザイナーIsabel Marantがメンズのデザインに初挑戦したほか、デザイナーコラボレーション初のティーンズ向けのアイテムが発売された。オープン迄の行列について「H&M」は、新宿店が350名、銀座店130名、渋谷店200名、心斎橋店250名、名古屋松坂屋店120名と発表。「ISABEL MARANT」のファンだという30代女性客が多く、渋谷店に始発で訪れた女性は「昔から好きだったので嬉しい。コートとブーツを狙う」と意気込んでいた。また、列のなかには男性客も目立ち、友人と訪れたという20歳の学生は「ルックを見て今回は買いだと思った。ボヘミアンなテイストは苦手だが、ニットがかなりお買い得だと思った」と話している。
オープン後は例年通り10分ごとの制限がかけられ、リストバンド順に来店。最初の10分でほぼ売れたという店舗もあり、関東唯一キッズを取り扱う新宿店でも人気のニットやウィメンズのブーツなどが品薄状態となっている。盛況を受けて、H&M ジャパン代表取締役社長クリスティン・エドマン氏は「『Maison Martin Margiela with H&M』の発売時は全体の70%が男性。今回も男性の比率は多く、やはり日本にはファッションが好きな男性が多いと改めて確信しました。デザイナーコラボレーションはデモクラティックなもの。様々な着こなしを発信することが目的だった広告のように、幅広い方々が今回のコレクションに興味を持っていることは大変嬉しいですね」と話している。
なお、アメリカでは世界最大の「H&M」店舗として14日に開店するタイムズ・スクエア店のオープニングイベントにLady Gaga (レディー・ガガ)が来場する予定。店内にはLady Gagaをモチーフにしたマネキンが「Isabel Marant pour H&M」を着用して並んでいるという。