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エイチームのグループ会社である引越し侍は、同社が運営する引越し比較・予約サイト「引越し侍」の利用者2,754人を対象に行ったアンケート結果を元に、賃貸物件の「敷金」に関する調査を実施した。調査期間は1月〜3月。
退居時、敷金は返還されたか聞いたところ、「敷金が少しでも返還された人」は32%、「返還されなかった人」は36%で、返還された人の平均金額は76,558円だった。また、原状回復にかかる修繕費用などにより「追加で支払った(6%)」という人の平均金額は57,001円となっている。
また、入居時に、家賃何カ月分の敷金を支払ったか聞いたところ、最も多かった回答は「家賃1カ月分」で、「2カ月分」、「3カ月分」が続いた。全体の約10%の人が「家賃0カ月分(=無料)」と回答し、敷金がかからない物件が増えつつあることがうかがえる。
敷金の平均金額が最も高かった都道府県は、143,824円の「宮城県」。敷金の全国平均が108,441円であることから、やや高めの金額といえる。次いで、2位は「兵庫県(123,318円)」、3位は「愛知県(122,679円)」だった。同社では、上位3県はどれも政令指定都市があり人口も多いため、家賃や敷金が高めになっていると推測。最も人口の多い「東京都」は、116,526円で4位にランクインしている。
一方、敷金の平均金額が最も安かったのは「北海道」で、金額は42,346円とほかの都道府県と比べて大きく差が開いた。北海道は土地が広いため、そのぶん賃貸の需要も分散する。大家や不動産会社は、空室になるより、家賃や敷金などの費用を多少安くしてでも部屋を埋めたほうが良いと考えるため、全体的に家賃や敷金が安くなるという。詳細な結果は、同社調査ページ(http://hikkoshizamurai.jp/report/019/)で見ることができる。
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