チェルシーは18日、元イングランド代表DFジョン・テリーとの契約を1年延長したことを発表した。
チェルシーでキャプテンを務めるテリーは1980年生まれの35歳。1995年にチェルシーの下部組織に加入し、1998年にトップチームへ昇格した。2000年にノッティンガム・フォレストへ短期間の期限付き移籍を経験した以外はキャリアの全てをチェルシーで過ごしている。今年3月12日に行われたFAカップ6回戦(準々決勝)エヴァートン戦では、クラブ史上3人目となる公式戦通算700試合出場を達成。プレミアリーグを4度制し、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグでも優勝を果たすなど、チェルシーに数々のタイトルをもたらしてきた。
テリーとチェルシーとの現行契約は今シーズン限りで満了を迎えることとなっていた。今年1月31日、イギリスメディア『BBC』など複数メディアは同選手の退団が決定的と報じ、新天地候補にアメリカのクラブを挙げていた。
しかしテリーはチェルシー残留を望んでいることを明かし、15日に行われたプレミアリーグ第38節(最終節)レスター戦後には「ここでキャリアを終えたいとこれまでも言ってきた。あと数日、クラブと話し合いを行う。僕は残りたいし、クラブもファンもそれを知っているはずだ」と、ファンに向けてスピーチをした。
そして18日、契約延長が正式発表となった。テリーは「嬉しいよ。皆が知っているとおり、自分は身も心もチェルシー一色だから。(アントニオ・コンテ)新監督のもとで迎える新シーズンが待ち遠しいよ。良いシーズンにしたいね。応援し続けてくれているサポーターの皆にも感謝したい。彼らは間違いなく世界最高の存在だよ」と、喜びを語っている。