現役引退を発表したピケへ…プジョル氏とS・ラモスが惜別「君はクラックだ! 人生を楽しめ」

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2022年11月04日 14:40  サッカーキング

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プジョル氏とS・ラモスが惜別のメッセージ [写真]=Getty Images
現役引退を発表したバルセロナの元スペイン代表DFジェラール・ピケに対して、カルレス・プジョル氏とDFセルヒオ・ラモス(パリ・サンジェルマン)がそれぞれの公式Twitterを更新し、惜別のメッセージを送った。

 1987年2月2日生まれのピケは現在35歳。10歳の時に『ラ・マシア』に入団すると、セスク・ファブレガス(コモ/セリエB)らとともに研鑽を積む。2004年夏にはマンチェスター・Uへと完全移籍し、1シーズンのサラゴサへのレンタル移籍を経て、2008年夏にバルセロナへと復帰した。初年度から定位置を確保したピケは、同クラブで不動の地位を築くことになる。在籍15シーズン目を迎えた同選手は公式戦通算615試合に出場し、クラブ歴代5位の記録を保持。バルセロナでは2008−09シーズンの3冠(ラ・リーガ、国王杯、チャンピオンズリーグ)を含む30タイトルを獲得した。

 またピケは、2009年2月にスペイン代表デビュー以降、通算100試合以上のキャップ数を誇っている。2000年代後半から2010年代前半にかけて“無敵艦隊”と謳われたスペイン代表の一員として、2010年の南アフリカワールドカップと2012のEURO2012制覇に大きく貢献。2018年のロシアワールドカップを最後に“ラ・ロハ”からの引退を発表していた。

 かつてバルセロナとスペイン代表でともにプレーし、主将として若手選手の模範となる姿を見せてきたカルレス・プジョル氏。ピケの引退発表を受けて、同氏は「いつもありがとう、ジェリ(ピケの愛称)。ショックが大きいよ。あなたほどバルサのシャツを守ってきた人は、ほとんどいないだろう。一緒にプレーできたことを後世に語り継いでいくことになる。特権だ。愛してるよ、友よ」とともに歩んだ時間に思いを馳せつつ、惜別のメッセージを送っている。

 さらに、長らくの間“宿敵”レアル・マドリードの守備の要としてバルセロナの前に立ちはだかった反面、スペイン代表ではセンターバックとしてコンビを組んだDFセルヒオ・ラモスは「ジェリ、アンダルシア語で『Que te quiten lo bailao』という言葉を送るよ。意味は、『君はクラックだ! 人生を楽しめ!』だ」と“戦友”のセカンドキャリアに向けてエールを綴った。

 近年は負傷の影響もあり、思うようなパフォーマンスを発揮できていなかったピケ。今シーズンもここまで公式戦9試合の出場にとどまっていた中、同選手は自身のプロキャリアに終わりを告げることを決断した。5日に『カンプ・ノウ』で行われるラ・リーガ第13節アルメリア戦がピケにとっての“ラスト・マッチ”となる。
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