そのあと何度も話し合ったのですが、いつまでたっても平行線です。このまま夫の考える通りの年末年始を過ごすことだけはイヤだったので、私は1階に住む義母に話をしに行きました。
義母はあっけらかんとした調子で私の話を遮ります。「アカネちゃんとこはいつも綺麗に片付いてるし、お料理も上手だから大丈夫よ。たった数日のことだから頑張って! 私もちょっとは手伝うから」と、完全に他人事です。
このとき、私の中で何かの糸がプツッと切れました。今まで義母や夫に対してガマンしてきたことがバカらしく思えてきたのです……。私は年末年始をストレスなく過ごすために、ある計画を立てることに決めたのです。
今までみんなで仲良く暮らしたいと、自分を犠牲にして義家族や夫のためにガマンしていましたが、あまりの扱いのひどさにバカらしくなりました。
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私と子どもたちが年末年始を旅館で過ごせるくらいの貯金はありました。けっして小さくはない額ですが……今が使うべきタイミングなのだと思います。そのあとも夫は何度か予定を変えるよう説得してきましたが、私はスルー。義弟たちが来る前に子どもたちと一緒に出発しました。
子どもたちは旅館の部屋で楽しそうにはしゃいでいます。パパがいないことは少し残念そうですが、旅行の楽しさが上回っているようです。一方、夫はというと義両親と一緒に義弟一家をおもてなししたようですが……案の定、炊事洗濯に追われて全くゆっくりできず、寝正月どころか睡眠不足の日々を送ったようです。
夫の家族を自分の家族のように思って大切にする……そんな関係を築くことができればきっといいのでしょう。でも、相手のほうがこちらを尊重してくれないのなら、その縁をとりわけ大切にする必要はないと思います。お盆に続いて、年末年始まで私を「使おう」とした夫と義母。今回思い切って「旅行に出かけてしまう」という手段をとったことで、痛い目を見たようです。次の帰省シーズンはゆっくりと過ごせるような予感がします。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ふみまる 作画・ちょもす 編集・横内みか
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