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前回からの続き。私(マコ)は、夫のアサヒと娘のミオ(2才)との3人暮らし。現在は育休中ですが、イヤイヤ期真っ盛りの娘と過ごす日々はなかなか大変です。義実家も義姉宅も徒歩20〜30分ほどの距離で、それぞれと適度な距離感を保って生活をしていました。そんなとき、義姉から長男のケンタくん(小学1年生)の教育相談があるから次男のコウタくん(3才)を1時間預かってほしいと頼まれます。トラブルを防ぐためにもあまり貸し借りは作りたくありませんでしたが、とても困っている様子だったのでコウタくんを預かることにしました。しかし約束の時間を過ぎても、義姉はなかなか帰ってきません。すると4時間後に戻ってきた義姉は「子どもが2人いると大変なの。少し時間に遅れたくらいで何?」と、逆ギレ。私はもう2度と義姉の子どもを預かるものかと固く心に誓ったのでした。
さらに一連の出来事を夫に話すと、なんと「姉ちゃんの気持ちも分かる」と義姉の肩をもつではないですか! 夫に「約束の時間に遅れる」ことの重大さをわかってもらう必要があると感じた私は、週末ある作戦を決行。歯医者のため1時間くらいで戻ると伝え、帰る時間を少し遅らせてみることにしました。
「ごめんごめん〜! 普段、なかなかひとり時間ってないから、買い物していたら遅くなっちゃった」私が言うと、「1時間って言ったじゃん! 途中でミオがグズって大変だったんだぞ?」
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「買い物行くのもいいけれど、だったら連絡のひとつくらいしろよな? しかもこっちが送った連絡は未読だし」「あ、そうだった? ごめんごめん。ミオは?」
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「こっちは大変だったのに、なにそれ……?」怒っている夫に私はわざと「大変だったって……途中で寝てくれたんだから、そこまで大変じゃないでしょ?」と言いました。
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義姉がしたこと、夫が言ったこと。これで少しは非常識さがわかったでしょうか。
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「あなたと私は"夫婦"です。そしてミオはあなたの娘。娘の面倒を見ることは親の務めでもありますよね?」「私とお義姉さんは、もともと他人です。コウタくんとも、頻繁に会うような関係性でもありません。それでも善意で預かったのに、連絡もなしに勝手に予定を追加して時間に遅れておいて、私に文句を言ったお義姉さん」言葉にすればするほどあの日の苦労が思い出され、夫の対応に腹が立ちました。
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「さて非常識、かつ無神経だった人は誰でしょーか?」「…………姉ちゃんと……俺……デス……」
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ミオには少し可哀相なことをしたかもしれませんが、父親とじっくり過ごすいい機会になったと前向きに捉えたいと思います。
人間は信頼関係が大切です。約束の時間を過ぎるのであれば、一言連絡をするべきですよね。万が一連絡をしそこねたとしても、謝罪やお礼をして相手に不快な思いをさせないように努めるものだと思います。今回の義姉は時間に遅れたことを「仕方ない」と言い切り、私にお礼の一言もありませんでした。文句ではなく、しっかりと謝ってお礼を言ってくれれば私の心象もまた違っていたのかもしれません。
ひとまず夫に私の気持ちを理解してもらい、義姉に対する今後の対応についても了承を得られたので、良かったということにしておきます。
【第5話】へ続く。
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