競艇場職員なのに舟券を購入したとして、警視庁保安課は10日、モーターボート競走法違反容疑で、日本モーターボート競走会多摩川支部の元職員の男(51)=東京都小平市=ら50〜60代の4人を書類送検した。いずれも容疑を認めている。同課は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
同法は、競艇場職員の舟券購入を禁止しているが、同課によると、男は在職中の2021年11月〜今年4月、計約1500万円分の舟券を購入していたという。
男の送検容疑は、競艇場嘱託職員だった4月、徳島県のレースの舟券46口(4600円分)をインターネットで購入した疑い。男は「仕事中の暇つぶしにやっていた」と供述しているという。