【カーリング】日本、崖っぷち…10エンド逆転負け「選択間違ったと思わない」スキップ吉村紗也香

＜カーリング世界選手権：日本5−6スコットランド＞◇19日◇韓国・議政府（ウィジョンブ）◇女子1次リーグ

【議政府（韓国）＝飯岡大暉】世界ランキング5位の日本代表「フォルティウス」が5敗目を喫した。8戦目で同7位スコットランドに5−6で敗れて、3勝5敗。26年ミラノ・コルティナオリンピック（五輪）の出場枠獲得へ、厳しい状況に立たされた。

スキップ吉村紗也香（33）は「負け越しているのはすごく悔しい」と唇をかんだ。

要所でショットが決まらなかった。後攻の第5E、最終投が短くなり、1点スチールを許した。第7Eでも2点を狙う場面で、ラストショットが長くなり、1点にとどまった。

そして第10エンドに2点を奪われ、逆転を許した。司令塔は、作戦を立てる中で「迷ったところではある」と認めた。一方で「決まればそれが正解。（作戦を）決めたらそれに集中して、あとは投げるだけ。選択自体が間違ったとは思わない」と強調した。

五輪切符獲得に向け、上位6チームの決勝トーナメント進出を目指す。目安は7勝5敗で、崖っぷちに立たされた。

残りは4戦。20日は午前9時から同11位トルコ、午後7時から同2位カナダとの2戦に臨む。「自信を持って、自分たちを信じて最後までプレーしたい」と切り替えた。