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日本テレビのバラエティー番組「月曜から夜ふかし」が12日、番組公式ホームページで休止していた街頭取材の再開を発表した。
3月24日放送回で、街頭インタビューを行った女性が中国では飛んでいるカラスをあまり見かけないと日本語で語った言葉を、カラスをよく食べるという文脈で話したかのように放送し、のちに制作スタッフが意図的に編集していたものだったことを認め、謝罪。放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会で放送倫理違反の疑いがあるとして審理入りする事態にもなっていた。
同公式ホームページはこの日、「街頭インタビュー再開について」と報告。「皆様、いつも番組をご覧いただき、また、街頭インタビューにご協力いただき、ありがとうございます」とし、「当番組では、様々なテーマに沿って、街行く人の個性豊かなお話を放送してまいりました。多くの方に番組を楽しんでいただけるよう、そしてインタビューに応じていただいた方に『協力して良かった』と思っていただけるよう、スタッフ一同努めてまいりました」と番組のコンセプトを説明した。
一方で「しかしながら、この度、不適切な編集をしたインタビューをそのまま放送してしまい、ご協力いただいた方に多大なご迷惑をおかけし、視聴者の皆様の信頼も裏切ってしまいました。あらためて心よりお詫び申し上げます」と謝罪。そして「問題発覚後、直ちに街頭インタビューを停止して制作プロセスを見直しました。そして、同じ過ちを繰り返さないために、インタビューでお話しいただいた内容を複数の番組スタッフ、そして番組担当外の日本テレビ社員もチェックし、適切な編集かどうか確認することにいたしました。さらに、番組内で制作モラル向上のための研修を繰り返し実施することにいたしました」と、騒動後の改善プロセスを明らかにした。
最後に「これらの再発防止策を実施できる体制が整ったため、街頭インタビューを再開することにいたしました。今後、街で『夜ふかし』のディレクターがマイクを向けさせていただくこともあるかと思います。ご理解、ご協力いただければ幸いです。何卒よろしくお願いいたします」と、街頭インタビューの再開を報告した。
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