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<体操:NHK杯>◇17日◇第2日◇東京体育館◇女子決勝
東京オリンピック(五輪)代表の杉原愛子(25=TRyAS)が、10年ぶりに王座に返り咲いた。持ち点となる4月の全日本選手権の得点と合わせて162・163点。最長ブランク優勝で、上位2人と各種目の基準得点を超えた2人に与えられる世界選手権(10月・ジャカルタ)の出場権を獲得した。
「納得のいくいい演技ができた。応援が自分の力になった。点数や結果を求めずに楽しくやるのが一番。0・1点を大切にしてやれたのがよかった」と笑みを浮かべた。
第1種目の跳馬で13・900点で好スタートを切ると、段違い平行棒で13・166点を記録。続く平均台で13・166点を積み上げ、最終種目の床運動で全体1位となる13・993点で締めくくり、2位に0・033点差をつけて逆転で頂点に立った。
21年東京五輪後には、競技生活に一区切りつけることを決断。その後は指導者やリポーターなど、新たな角度から関わることで体操の魅力を再認識し、「メジャースポーツにしたい」と23年11月に選手に復帰した。昨年は5位でパリ五輪出場を逃したが、「人それぞれ花が咲く時期は違う。10年の時を経て優勝するとは思わなかった。ジュニアの選手も焦らずに花を咲かせる時期が来ると思って頑張って欲しい」とエールを送った。
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全日本覇者で昨夏のパリオリンピック(五輪)代表の岸里奈(17=戸田市SC)は、平均台の落下が響き、162・130点で2位。前年王者の宮田笙子(20=順大)は157・529点で8位。全日本3位の大阪・相愛中2年の南埜佑芽(13=なんばク)は157・563点で7位だった。
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