ロックの殿堂入りもしている英音楽界の大御所ロッド・スチュワート(80)が、米フロリダ州パームビーチの隣人として親交を深めてきたトランプ米大統領について、「もう友人ではない」と発言した。
英ラジオ・タイムズ誌のインタビューで、トランプ大統領を今も友人としてみなしているのかと問われたスチュワートは、「いや。もう友人ではない。彼がイスラエルに武器を売っている限り。そして今も売っている。一体どうやってあの戦争を止めるんだ?」と返答。「(イスラエルの)ネタニヤフ大統領がパレスチナ人にしていることは、まさにユダヤ人に起こったことと同じだ」と述べ、イスラエルのパレスチナ自治区ガザへの暴力的な軍事行動を痛烈に批判した。
スチュワートによると、パームビーチにある自宅はトランプ大統領の私邸マー・ア・ラゴからわずか約800メートルしか離れていないといい、かつてはクリスマスパーティーに招待されたこともあったという。「彼はいつも男らしく、そういうところが好きだった」と話すも、「私の知る限り、彼は女性をあまりよく扱っていなかった。でも大統領になってからは、別人のようだ。私が知っていた人物ではない」と変貌ぶりも明かした。
スチュワートは昨年ラスベガスで行われた公演でも、大統領選中のトランプ大統領の肌の色が「オレンジ色」だと話題を呼んだことをからかい、「突然方向転換してオレンジ色の人間になった。誰かこの件について調査すべきだ」などとジョークを飛ばしたこともある。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
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