オリンピック5大会出場の国民的英雄が食べ物を詰まらせ事故死　「突然の死去は大きな損失」「ベネズエラ国民の誇りでした」

　ベネズエラ代表としてオリンピック5大会に出場した元自転車競技選手のダニエラ・ラレアルが事故死。50歳でした。同国のオリンピック協会をはじめ、関係組織が追悼しています。

【画像】生前のダニエラ・ラレアル

●ベネズエラの自転車競技第一人者でした

　現地の報道によれば、ダニエラの遺体は8月18日に自宅で発見。12日に出勤しなかったと同僚から通報を受けた末の出来事でした。警察によれば事故とのことで、気管内に固形の食べ物を詰まらせた結果による窒息死とみられています。

　ダニエラは1992年のバルセロナから2012年のロンドンまで、五輪5大会に出場。オリンピックでのメダル獲得こそなかったものの、パンアメリカン競技大会といった国際大会での優勝経験があり、ベネズエラではよく知られたアスリートだったといいます。

　ベネズエラ五輪委員会は8月16日、「自転車競技での優れた功績は私たち国民の誇りでした」と追悼。同国の自転車競技協会もまた16日と17日にSNSで声明を発表しており、「突然の死去は大きな損失」「彼女の功績と思い出はベネズエラの自転車競技史にいつまでも残り続ける」としています。