限定公開( 12 )
“盆栽”が、世界最高のアクションスポーツの祭典を彩る。
幕張メッセで20日、世界各国から約80人のトップ選手が集結する「Xゲーム」千葉大会が幕を開ける。19日、メディア向けに会場紹介が行われ、「和」のテイストを前面に押し出したオリジナルコースがお披露目となった。
スケートボードの各コースは禅寺をモチーフにしており、枯れ山水の砂模や紅葉が描かれた。中でもユニークなのが、パークに1個、ストリートに2個設置された、最高で樹齢200年になるという本物の盆栽。存在感を放つ日本ならではの装飾に、設計を手掛けた米国人のブライアン・ハーパー氏は「日本をうまく再現できているかな」とご満悦の様子だった。
盆栽は「Xゲームが大好きで今回も見に来てくれる」という地元の人からの貸与品。レンタル代などの設置費用について「いかれた金額ではない」と笑って明かしたハーパー氏だったが、板や自転車が衝突して破損する可能性があるだけに「ドキドキする。気を付けてね」と本音もポロリ。
パリオリンピック(五輪)後初めて行われる、日本国内でのトップ大会。最高峰の選手たちの活躍だけでなく、独創的なコースにも世界から注目が集まりそうだ。【勝部晃多】
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