サンフレッチェ広島が9大会ぶり5度目の戴冠[写真=金田慎平] 新シーズンの開幕を告げる『FUJIFILM SUPER CUP 2025』が8日に行われ、2024シーズンにJ1と天皇杯の2冠を達成したヴィッセル神戸とJ2を2位で終えたサンフレッチェ広島が国立競技場で対戦した。
井手口陽介やカエターノが負傷離脱中の神戸は、昨季のリーグMVPであるMF武藤嘉紀やFW大迫勇也らがベンチスタート。その一方で、長期離脱を強いられていた齊藤未月や、小池裕太と本山遥といった新戦力がスタメンに名を連ねた。対する広島は、田中聡とジャーメイン良の新加入組が先発し、18歳の中島洋太朗もスタメンに抜擢された。
試合はJ1屈指の攻撃力を誇る広島が立ち上がりから主導権を握る。すると12分、右サイドで数的優位を作って中野就斗がゴール前にクロスを供給。ボックス中央で待ち構えていたトルガイ・アルスランが頭で合わせると、ボールはクロスバーに当たってゴールへ。広島が先手を奪った。
その後も広島がボールを保持し、中島らが巧みな配球で攻撃を牽引。試合の主導権を握ったままハーフタイムを迎えると、1点ビハインドの神戸が後半頭からMF汰木康也を投入して反撃を狙う。55分には、カウンターから汰木のリターンパスをボックス中央の山内翔がシュートを放つも、これはGK大迫敬介に阻まれ、こぼれ球に反応した冨永虹七のシュートもDFにブロックされ、最後はクロスバーに阻まれた。
神戸はさらに武藤、大迫、酒井高徳の3選手を一挙に投入。ゴールを奪いにかかるが、ゴールネットを揺らしたのは直後に菅大輝と川辺駿を送り出した広島だった。70分、菅の右CKにファーサイドから走り込んだ荒木隼人が頭で合わせ、リードを広げる。結局、新戦力が見事な融合を果たした広島が最後まで主導権を譲らず2−0で勝利し、現行フォーマットでは最後となるスーパー杯で9大会ぶり5度目の戴冠を果たした。
神戸は今後、11日に行われるACLエリートで上海ポート(中国)とホームで対戦し、15日のJ1開幕戦で浦和レッズと対戦。一方の広島は、12日にACL2のラウンド16第1戦ナムディン(ベトナム)戦を敵地で行ったのち、16日のJ1開幕戦では昨季3位の町田ゼルビアと敵地で激突する日程となっている。
【スコア】
ヴィッセル神戸 0−2 サンフレッチェ広島
【得点者】
0−1 12分 トルガイ・アルスラン(広島)
0−2 70分 荒木隼人(広島)
【スタメン】
■神戸(4-3-3)
GK:新井章太
DF:日高光輝(85分 鍬先祐弥)、山川哲史、岩波拓也、本山遥(64分 酒井高徳)
MF:冨永虹七、齊藤未月、山内翔
FW:飯野七聖(HT 汰木康也)、佐々木大樹(64分 大迫勇也)、小池裕太(64分 武藤嘉紀)
■広島(3-4-2-1)
GK:大迫敬介
DF:塩谷司、荒木隼人、佐々木翔
MF:中野就斗、田中聡(69分 川辺駿)、中島洋太朗、東俊希(69分 菅大輝)
FW:加藤陸次樹(89分 越道草太)、トルガイ・アルスラン(76分 中村草太);ジャーメイン良
【動画】広島のトルガイ・アルスランと荒木隼人がゴール!
🏆#FUJIFILMSUPERCUP2025
『ヴィッセル神戸🆚サンフレッチェ広島』
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⏱️前半12分
トルガイ アルスラン(広島)先制ゴール‼︎
中野就斗のクロスにヘディングで合わせる💥
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(一部地域除く)
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『ヴィッセル神戸🆚サンフレッチェ広島』
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⏱️後半25分
サンフレッチェ広島2点目!!
荒木 隼人(広島)がヘディングで決める!
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(一部地域除く)
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