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Q. 「睡眠時間が短いと短命になる」って本当ですか?
Q. 「睡眠時間が短い人は短命と聞きましたが、本当でしょうか? ショートスリーパーの友人がいるのですが、睡眠時間が短くても、健康に問題があるようには見えません。実際に、睡眠を削るのは体に悪いのでしょうか?」A. 個人差がありますが、短時間睡眠は健康リスクを高めます
適した睡眠時間には個人差がありますが、極端に短い睡眠は健康リスクを高める可能性があるとされてます。一般的に、睡眠不足の状態が続くと、脳卒中や心疾患、免疫力低下などのリスクが高まると報告されています。結果的に命を縮めてしまうことにもつながりますから、無理に睡眠時間を削ることは推奨できません。「ショートスリーパー」のご友人がいらっしゃるとのことですが、たしかに睡眠時間が短くても、問題なく活動できる体質の人もいます。しかし、日本人の中でショートスリーパーの割合は数%程度とされています。
将来的な健康を守るためにも、毎日の心身の疲れを取るために十分な睡眠時間を保つことが大切です。日常的に自分の体調を観察し、適切な睡眠時間を取るようにしてください。
坪田 聡プロフィール
日本を睡眠先進国にするため、正しい快眠習慣の普及に努める専門医。日本医師会、日本睡眠学会、日本コーチ協会所属。医師とビジネス・コーチという2つの仕事を活かし、医学・生理学と行動計画の両面から睡眠の質の向上に役立つ情報を発信している。(文:坪田 聡(医師))
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