恋愛婚活ラボ 2025年「恋愛・婚活のトレンド予測」、恋愛・婚活も物価上昇を反映した姿に?

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2025年03月20日 07:41  マイナビニュース

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●恋愛部門 Parasolが運営する未婚男女のマーケティング研究機関『恋愛婚活ラボ』は、エニトグループ傘下で、マッチングアプリ「with」を手掛けるwith、恋愛結婚を叶える「Omiai」を手がけるOmiaiと共同で、「with」「Omiai」を利用する男女へのアンケート・分析を行い、2025年の「恋愛・婚活のトレンド予測」を発表した。


○ファミレス恋愛



「ファミレス恋愛」は、食料品などの物価上昇が続き、家計に余裕がない人が増える中で、ファミリーレストランなどの比較的安価な飲食店でデートを行うなど、出費を抑えたコスパ重視の恋愛を指す。


○フラット恋愛

「フラット恋愛」は、年収や社会的地位などのステータス、生まれ育った環境が近しい者同士の恋愛を指す。かつては玉の輿を望む声が多かったが、現在は対等な関係を求める人が増えている。同じ価値観を共有できることで、価値観の不一致による喧嘩が起こりにくい点も特徴といえる。

○純粋恋愛



「純粋恋愛」は、相手と真剣に向き合うことだけを考えた真面目な恋愛を指す。不祥事が多発する世の中で、「遊ばない」のではなく「遊びたくない」と考える人が増えており、純粋に結婚相手を探す恋愛スタイルが結果的にタイパ重視につながると考えられる。

○ミドル恋愛



「ミドル恋愛」は、生涯未婚率の上昇とともに増加した独身ミドル世代の恋愛を指す。ミドル世代専用のマッチングアプリや恋愛リアリティーショーが流行するなど、20代とは異なる恋愛コミュニケーションや動機とともに注目を集めている。

○「恋愛婚活ラボ」見解



若い層では割り勘派が増えており、男性がエスコートし、ご飯をご馳走するような恋愛よりも、一緒に夜中コンビニに行ってアイスを買い、食べるようなデートに憧れる人が多い。友達同士のようなフラットな恋愛を好む若者も増えている。相手のことを条件だけで判断するのではなく、内面や関係性を重視することは、その後の「結婚相手探し」にも有利になるため、良い傾向といえる。



また、マッチングアプリの普及により、離婚した男女が再婚相手を探しやすくなったことも、ミドル世代の恋愛が流行している一因と考えられる。●婚活部門 ○租税回避婚



「租税回避婚」は、婚姻関係を結ぶことで配偶者控除などの税制優遇や、所属企業の福利厚生を受けるといった経済的メリットを重視した結婚を指す。住まいや家計を共通にすることで固定費を抑えられるといった利点もあり、今後も加速すると考えられる。

○ステップファミリー婚



ステップファミリーとは、少なくとも一方の親が実子でない子を含む家族形態を指す。近年、離婚件数や再婚率、熟年再婚の増加に伴い、ステップファミリーとなる家庭も増えている。このまま離婚件数や再婚率が上昇すれば、ステップファミリー婚も一つのスタンダードになる可能性がある。


○大谷婚



2024年に結婚を発表し、世間を大きく賑わせた大谷翔平選手。その幸せな結婚に触発され、婚活をスタートさせる「大谷婚」は、2025年も継続すると考えられる。

○たこ焼き婚



「たこ焼き婚」は、2025年4月から開催される大阪・関西万博に関連した婚活を指す。人々の往来や交流が盛んになり、婚活にも影響を与えると考えられる。

○「恋愛婚活ラボ」見解



婚前契約を結ぶカップルなど、結婚をより合理的に捉える夫婦は今後も増えると予想される。また、ステップファミリーの発信がSNSなどで増えているため、柔軟な家族像の広まりが一つの選択肢として定着する可能性がある。大阪では特に女性の婚活が活発であり、東京に住んでいるが将来は大阪に戻りたいと考える男性との出会いが創出されれば、大いに盛り上がるだろう。●デート部門 ○1.5次会デート



「1.5次会デート」は、仕事終わりのデートで疲労があるため、遅くならずに終電で帰りたいというニーズを叶えるデートを指す。ライフスタイルの変化により、1軒目で帰る傾向が強まる中、食事が充実した1軒目としてもバーとしても利用できる飲食店が登場している。1軒目から移動せずに長時間滞在でき、終電に間に合うことから人気となっている。


○イマーシブフォートデート



「イマーシブフォートデート」は、映画やゲームのような世界観を再現したセットと演者の中で、自身が物語の登場人物となり、完全没入感(=イマーシブ)を味わうことができる施設でのデートを指す。新体験のドキドキによって二人の距離が縮まることが期待される。

○「恋愛婚活ラボ」見解



マッチングアプリなどでの初対面の相手との出会いは、お互い緊張しやすいため、「短時間でサクッと」という出会いやデートは今後も人気が出ると予想される。1.5次会デートだけでなく、0.5次会デートとして、最初にカフェで30分ほど話し、話が合えばそのまま食事に行くというスタイルを選ぶ人も多い。



また、食事だけでは相手を十分に知ることが難しいため、イマーシブフォートや謎解きゲームなど、会話以外のエンターテイメントを挟むことでより親密になりやすい。こうしたデートスタイルは非常におすすめできる。●出会い部門 ○職場



コロナ禍でリモートワークに移行したのは2019年からであり、現在の20代の多くは社会人生活のほとんどをリモート環境で過ごしてきた。近年、職場回帰が進む中で、「職場」は新鮮なものとなりつつある。日常的にオフラインで過ごす職場は、新たな出会いの場として機能しているようだ。


○神社・寺社



神社や寺社で行われるマッチングイベントや、御朱印集めを通じた出会いを指す。神聖な場所での出会いは、邪念のない真面目な出会いにつながるとの考えから、人気を博しそうだ。

○「恋愛婚活ラボ」見解



最近ではシェアオフィスの増加や、会社の福利厚生として婚活支援サービスを導入する企業も増えている。そのため、同じビルに入居する異なる会社の人との出会いも今後期待できるだろう。



また、婚活はなかなか終わりが見えず辛いと感じる人も多く、神社仏閣で神頼みをする人もいる。こうした人たちへ出会いを提供するイベントは、今後ますます人気を集める可能性が高い。●モテ部門、総括 ○二刀流(副業・複業)



本業のほかに副業(複業)を行う人を指す「二刀流」。継続する物価上昇や天災リスクなど、不安定な世の中において、本業以外の収入源を構築していることや、自己実現のために活動している姿が、生き抜く力や頼りがいとして魅力的に映ると考えられる。

○AIモテ



ChatGPTをはじめとする様々なAIが台頭した2024年。業務やプライベートで効率的に活用する人が増えている。AIを使いこなす人は、先々を見通し時間を効率的に使おうとする意識が高いといえる。また、最先端のAI活用術を学ぶ過程で共に過ごす時間が増え、互いを知る機会につながることも考えられる。

○「恋愛婚活ラボ」見解

恋愛は主に夜中に思い悩むことが多いため、夜中でも何度でも相談でき、即座に返事がもらえるAIは大いに活用の余地がある。マッチングアプリのプロフィールやLINEのメッセージ添削なども簡単に行えるため、AIをフル活用し、素敵な出会いやパートナーシップ構築につなげてもらいたい。

○総括



恋愛婚活ラボ所長 伊藤早紀氏 より



マッチングアプリの利用が当たり前になった中で、マッチングアプリだけではなく職場での出会いや街コンなど様々な選択肢があり、また、結婚や家族の形も多様化され、ますます恋愛婚活は自分の意思で自由に選べる時代になりました。



恋愛・婚活は正解がない中で自分らしい選択・人の評価ではなく自分が納得いく選択をすることが幸せにつながりますので、AIやマッチングアプリなどツールを駆使して、多くの選択肢から最後自分の幸せを掴み取るために日々自分と向き合ってパートナーを見つけて欲しいなと思います。

2025年の新生活も応援しています。

○アンケート概要



調査名称:【2025年】婚活・恋愛トレンド調査

調査期間:2024年12月26日〜2025年2月10日

調査対象:マッチングアプリ「with」「Omiai」ユーザー

調査数:1,120名

調査方法:Webアンケート()

このニュースに関するつぶやき

  • マイナビって自前でウーマンやウェディングを持ってる割に恋愛や結婚に関する調査は他社の丸パクリだよな。何で?
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