
パートナーと一緒に生活をしていると、さまざまな“すれ違い”が生じることもあるのではないでしょうか。大なり小なり感じる日常のすれ違い。今回ママスタセレクトでは「パートナーと生活するうえで“小さなすれ違い”はありますか?」というアンケートを実施しました。選択肢には「すごくある」「たまにある」「あまりない」「ない」の4つを設定。3,000人に迫るママたちから回答が寄せられました。
パートナーと“小さなすれ違い”はありますか?ママたちの回答は……

「すごくある」と答えたママは32.2%、「たまにある」と答えた36.1%とあわせると、じつに7割近くのママたちがパートナーとの“すれ違い”を感じているようです。具体的にはどんなことがあるのでしょうか。
すれ違いの具体的な事例とは
ママたちからは日常に潜むさまざまな“すれ違い”の実態報告が寄せられました。
1:家事のやり方
『ニットはオシャレ着洗いするものだと思っていたが、旦那はネットに入れてほかの洗濯物と一緒に洗濯機に』
『私は料理しながら片付けたい。旦那は食べ終わるまでそのまま』
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『最後にお風呂に入った人が掃除するルールにしたら、旦那は湯船の中しか! 洗わない』
『お皿を洗った後、乾かすときの並べ方が違う』どれも相手からすれば小さなことかもしれませんが、自分の価値観と違うと思わずイラっとしそうですね。
2:衛生感覚・水回り
『キッチンで手洗い・うがいをすること。食材があっても構わずにするのが本当にイヤ!』
『私は洗い物をするときに、鍋や油物のスポンジとその他を分けているのに、旦那は全部同じスポンジで洗うこと』
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3:暮らしの習慣・マイルールの違い
『電気のつけっぱなし』この方は「旦那に指摘しても“すぐに戻るから”といって消さない。戻るのに15分以上はかかるのに」と付け加えます。光熱費もあがっている今、気になる気持ちもわかりますね。
『旦那は音楽聞きながら寝たい派、私は無音派』
『パジャマを毎日洗濯するかしないか』音楽を流して寝るか無音か、パジャマは毎日洗いたいか。この辺りは毎日のことなので、だんだんと大きなストレスになっていきそうです。
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4:お金の使い方や価値観の違い
お金に関する“すれ違い”を感じているママたちもいます。
『私は国産のお肉にこだわりたいが、旦那は気にしない』
『つけ合せ野菜のキャベツ。私は丸ごと買って千切り節約派。旦那はカット野菜で時短派』
『旦那は金銭面からテーブルを布巾で拭きたい、私は衛生面から使い捨てペーパーで拭きたい』時間や衛生面をお金で買うか否か、究極の選択ともいえそうです。

「あまりない」「ない」は3割強に
7割近くのママたちがパートナーとの関係で“小さなすれ違い”を感じる一方で「あまりない」と答えたママは18.3%、「ない」と言い切るママは13.4%いました。
『旦那がイチゴのヘタを大きく切り過ぎて実がたくさん残ったので、すぐにクビにした(笑)』
『いろんな情報を教えてくれるけど、だいたいが知ってることだし、なんなら私が話したことだったりする』クスッと笑えるようなエピソードも届きます。すれ違いを軽やかに受け流しているママも少なくないのかもしれませんね。
“すれ違い”を互いを分かり合うきっかけに
パートナーとの生活において“小さなすれ違い”は決して珍しいものではなく、多くの家庭で日常的に起きていることがわかった今回のアンケート。その背景には生活習慣、衛生感覚、家事のやり方、金銭感覚、そして育ってきた環境の違いなど、さまざまな価値観のズレが潜んでいることも伝わってきました。
しかしその多くが「重大な対立」ではなく「ちょっとした違和感」や「モヤモヤ」にとどまっているという点が特徴的でした。つまりすれ違いそのものが問題なのではなく、それにどう向き合い、どう受け止めるのかが関係の良し悪しに影響しているといえそうです。
そんな“小さなすれ違い”も別の見方をすれば、相手の価値観を知る「きっかけ」にもなり得ます。人と人は違って当たり前。でも話し合えば分かり合える。そんな前提をもつことが、心地よいパートナーシップへの第一歩になるのではないでしょうか。
【アンケート概要】
総回答数:2,972票
調査方法:インターネット
調査月:2025年4月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
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文・編集部 イラスト・Ponko