
前回からの続き。私はアサカ。小3の息子レイジは、小さいころからボーイスカウトに入っています。そのおかげかレイジは年の割にしっかりしていますし、私もうれしいかぎりですが、イベントとなるとそのたびに遠征費も馬鹿になりません。やめるつもりはないのですが、ちょっとだけ憂鬱です。そこで私は、イベントで遠出のたびにほかのママに声をかけて、車を出すことにしました。そうすればみんなから感謝されるし、ガソリン代や高速代も割り勘にできるし、一石二鳥ですよね!

レイジの入っているボーイスカウトは、私が当初思っていたよりもお金がかかりました。今回のキャンプも場所が遠く、ガソリン代も高速代も結構かかってしまいそうです。

私はいつもどおり、ほかのママ友数人に相乗りしないか声をかけてみました。しかし、誰に声をかけてもなぜか返事は「うちは自分で行くから大丈夫」というものでした。そんな中、少し前にボーイスカウトに入ったばかりのカリンちゃんのママ、ミヤさんから「よろしくお願いします」といううれしい返事が来ました。

カリンちゃんもミヤさんも、なんとなく着ているものがお金持ちっぽかったし、ひょっとしたらお礼もはずんでもらえるかも! なんだかワクワクしてきました。

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しかしミヤさんはご飯も奢ってくれませんし、ジュースの1本も買ってくれません。しかも車の中ではどうでもいいことばかり話しかけてきます。私はだんだんイライラしてきました。しかも極めつけは……。


私は受け取っていた約束の高速代とガソリン代から、帰りの分をしぶしぶミヤさんに返金しました。
遠征費が痛いキャンプですが、だれかを乗せていけば高速代やガソリン代がかなり助かります。
そこで私は、イベントのたびにだれかを誘って相乗りすることにしていました。
お礼として何かもらえることもよくありますし、一石二鳥じゃないですか。
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そこで今回乗せることにしたのは、娘さんが最近ボーイスカウトに入ったばかりのミヤさん。
たんまりお礼をしてもらえるかと思いきや、ご飯すら奢ってくれませんでした。
あまりにも非常識すぎますよね!?
【第5話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・Ponko 編集・海田あと
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