
「カメと人間の共通点はありますか?」
【画像】「カメと人間の共通点はありますか?」の質問に、「なるほど」の回答
「道の駅ウミガメ公園」(三重県紀宝町)公式Xが投稿した回答が「深い!」と話題に。「道の駅ウミガメ公園」の質問コーナーは、その回答がいつも秀逸だと注目されています。
今回の回答は…「どちらも大人になると背負うものが大きくなります」
「座布団5枚!」
「カメ大喜利のスペシャリストがいる!」
「ハッとさせられる回答に感服」
「飼育員さん、もしかしてお坊さん!?」
「肺呼吸なのも共通点」
「切羽詰まると、手も足も出なくなります」
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この回答について、感嘆の声を上げる人や、情報や小ネタをかぶせてくる人も続出。22万ものいいねがつきました。
しかもこの回答には「あと、脊椎があります」という生命科学的なオチも!「最初に唸らせて、スッと落としてくる…上手い!」「オチが素晴らしい…落語か何かしてらっしゃる?」など、回答のセンスにも注目が集まりました。
ナイスな大喜利を毎回披露している飼育員さん、一体どんな人なのかも気になるところ。今回は、質問コーナーについてはもちろん、“中の人”についても、伺ってみました。
質問箱は、4年も続く人気コーナー
——質問コーナーはいつから始まったのですか?
「2021年から開始し、4年ほど続いております」
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——これまでどのくらいの質問がありましたか?
「4年間におよそ1300件もの質問をいただきました。申し訳ないことに全ての質問には答えることができていません。ただ、何年も前の質問に、急に回答することもあるので、気長に待っていただけたら幸いです」
——いわゆる“中の人”は、お一人で担当されているのですか?今の方は何代目、とかあるんでしょうか?
「当初から私一人で担当しています。が、答え切れていない質問もあるので、もしかしたら今後は担当が増えるかもしれません」
——質問コーナーには、どのくらいの頻度で質問が届きますか?
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「最近は1週間で5件くらい質問をいただいており、多くの質問がお子さんからいただいたものです」
——難題や、回答に困る質問もあったりしますか?
「私の知識ですぐに答えることができない質問は、良い意味で困ります。でも、質問に答えるために調べたり、質問してくださった方へ伝わるように考える時間は、とても楽しいんですよ! ただ、“答え方”に困る質問はよくありますね」
——公園内にある質問コーナーでは、過去の質問と回答はすべて貼ったままにしているのでしょうか?
「あまりに古いものは剥がすこともありますが、基本的には増え続けています。ですので、ご来園くださったら、これまでのさまざまな質問&回答をご覧いただけますよ」
——いつも質問コーナーの投稿には大きな反響がありますが、率直な感想をお聞かせください。
「沢山の方がカメを知っていただく機会を作ることができ、飼育員冥利に尽きます。また、皆さまがカメに興味を持つきっかけになれたらとても嬉しいです!」
——飼育員さんについて伺ってもいいですか?
「26歳、男性です。飼育員歴はカメ類のみで、好きな動物はカメ全般。特にウミガメやゾウガメなど大きいカメが大好きです!家では小さなカメと暮らしています」
——豊富な知識とご経験を生かされたご回答が多いので、もっとお年を召した方かと…。このお仕事に就いたきっかけはなんですか?
「小さいころからカメが好きで、絶滅危惧種のウミガメには、特に惹かれていました。生き物の助けになるような仕事がしたいな〜と子どもながらに考えていました。結果、飼育員になりましたが、こうしてSNSを通じ、皆さまにカメをはじめ、生き物の魅力を伝えることで、少しでも生き物にとって良い世の中になればいいなと今でも思っています」
まいどなニュースの質問にも、真摯にお答えくださった飼育員さん。さすが、普段からさまざまな難題に回答されているだけありますね!そしてプライベートでも、あふれるカメ愛をひしと感じました。
これからもカメ(と人生?)にまつわる、珠玉のご回答を楽しみにしています!
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・馬場 かやの)