
誰もが一度は経験したことのある粉薬。一般的には「子どもが嫌がるもの」というイメージが強いかもしれませんが、実は大人でも「粉薬が飲めない」と悩む人は少なくありません。
そうした“見えにくい困りごと”に光を当てたのが、もうすぐ40歳になるMiki(@mii_seconds0510)さんのThreads投稿でした。「服薬補助ゼリーがないと粉薬が飲めません」と書き込んだところ、560件以上のリプライが寄せられ、「50歳を過ぎていますが私も粉薬が飲めません」「38歳ですがお断りしています」といった声が次々と届きました。
薬剤師からも「粉薬が苦手な大人は意外と多い」といった現場の声が寄せられ、「オブラートに包んで飲んでいます」「ヨーグルトに混ぜています」など、自分なりの工夫を紹介するコメントも相次ぎました。
粉薬を苦手とする理由には、味やにおい、口残りなどが挙げられます。特に漢方は苦味や香りが独特で、錠剤やカプセルと違って口の中に粉が残りやすいため、苦味が際立ちます。また、喉に張りつくような感覚を嫌う人も多いようです。
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Mikiさんは粉薬が苦手なことを病院に伝えているものの、「今回はこの薬しかないから頑張って飲んでほしい」とイケメン医師に言われたことがきっかけで、どうにか飲む方法を模索し始めたといいます。
試行錯誤の末にたどり着いたのが…
試行錯誤の末にたどり着いたのが、株式会社龍角散の服薬補助ゼリー「おくすり飲めたね」でした。もともとは薬が苦手な子どもや、高齢者など飲み込みが難しい人のために開発された商品ですが、Mikiさんはこのように語っています。
「きっかけは、オブラートすら私自身苦手だったことと、空カプセルに詰め替えるのも量が多くて面倒だったこと。そんなとき、子どもが錠剤を飲む練習に使っていた『おくすり飲めたね』をふと思い出しました。『もしかしたら漢方の苦味も消せるかも?』と試してみたんです」(Mikiさん)
この投稿には、「私も使っています」「『おくすり飲めたね』がないと無理です」といった共感の声も多く寄せられました。
「おくすり飲めたね」のほかにも、粉薬を飲みやすくする工夫はさまざま。ほかにも「ココアに混ぜる」「バナナで包む」「ヨーグルトに混ぜる」といった方法もリプライで多数紹介されていました。
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Mikiさんは、投稿に寄せられた多くの声に励まされたといいます。
「たくさんの反応があって、大人でも粉薬が苦手な人がこんなにいると知り、安心しました。恥ずかしいことではなかったんだな、と嬉しかったです。(服薬補助ゼリーを販売している)龍角散さんには感謝しかありません。同じ悩みを持つ人に『恥ずかしくないよ!』『大人でも使っていいんだよ!』と伝えたいです。ストレスが減れば、体調も早く良くなりますし(笑)」(Mikiさん)
なお、薬の成分によっては、服用方法を誤ると効果が十分に発揮されないこともあります。自己流に頼りすぎず、薬剤師など専門家に相談することも忘れないようにしましょう。
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