


義両親に言いつけられた仕事を終えると、そこへ義兄が帰宅しました。義兄夫婦は金遣いが荒いタイプ。同居しても光熱費も食費も負担していないうえ、パチンコや競馬に行くと言っては義両親にお金をもらっているようで……。

義両親は長男である義兄のことを、誇らしそうに「ウチの跡取り息子」と言います。タケヒコによると、子どもの頃から次男の自分はないがしろにされていたとか……。イヤな気持ちになった私たちは「用が済んだので」と帰ることにしました。


義兄から小遣いをせびられ「跡取りだから」と甘やかす義両親。義父はいつも要求されるままにお金を渡すし、義母だって「お兄ちゃんにお金を残してあげないと」と言います。一方でタケヒコのことは何かと手伝いに呼びつけ、お礼の言葉もなし。援助がほしいわけではありませんが、おそらく一円もくれる気はないでしょう。そんなふうに長男と次男とで態度があからさまに違うのです。正直なところ、私もえこひいきを目にするたびに嫌気がさしています。
帰り道の車のなかで、タケヒコはポツリと「疎遠にした方がいいのかな」とつぶやきました。私は「そうした方がいいよ」とも言えず、思わず黙ってしまったのでした。
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原案・ママスタ 脚本・motte 作画・はなめがね 編集・井伊テレ子