



私は家に帰ると、すぐに自分や子どもたちの荷物をまとめはじめました。私はここで生きていこうと思って、ずっとガマンしてきました。でも私のことを「ハズレの嫁」と言うだけじゃなく、子どもたちのことまで「ハズレの孫」だなんて……。


私はバッグに荷物を詰め込みながら、実家に電話して「実家に帰らせてほしい」とお願いしました。そんななか帰宅してきた夫は、部屋中に私の手荷物や子どもたちの手荷物が散乱しているのを見て驚いています。「え……!?」



義母は私に「ハズレの嫁」と言い、子どもたちの目の前で「ハズレの孫だ」と言い捨てました。今までなるべく気にしないようにスルーしていたけれど、さすがに子どもたちまで傷つけられては黙っていられません。
もうこれ以上ここにいる必要はないと思った瞬間、私の口からはそれまで心にしまっていた言葉が次々とあふれ出ました。私が「ハズレの嫁」なら、義母は「嫁いびりする鬼ババ」です。私や子どもたちへの義母の暴言をスルーしてきた夫にも、そろそろ現実を見てもらいたいと思います。
【第5話】へ続く。
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