

それからは私の方からジンとの面会を申し出ても、元夫からは「ジンが会いたくないと言っている」と返ってくるだけ。私はただ遠くからジンの幸せを願うしかできませんでした。そして月日が経ち……。現在ユメは大学4年生です。



私はユメを全力で応援したし、ユメもずっと私を支えてくれました。大変なこともありましたが、頑張ってきて良かったと思います。しかしもうじき子育ても終わりを迎えるというこの時期に、驚くべき人物から連絡が入りました。元義母からでした。

ジンとの別れは、身を切られるほどに悲しい出来事でした。けれど一方で、ジンはこれ以上私と一緒にいても幸せじゃないんだろう……という思いもあったのです。私は、ジンが幸せになれる方へ進んだのだと、自分自身を納得させました。それ以来元夫はジンを、私はユメを、それぞれ育てることになりました。
いつも母親の私を気遣ってくれるユメ。我慢させたこともたくさんあるかもしれません。私はユメの気持ちを第一に考えて生活をしてきました。ユメのために必死でお金を稼ぎ、何でも話し合える親子関係を作ろうと頑張りました。そうしてようやくユメの自立を目前に控えたある日。元夫が交通事故に遭ったという連絡が入ったのでした。
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原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子