猛暑には涼しく着られる「リネン素材」の服がおすすめ! 特徴や取り扱い方、旬の着こなしを解説

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2025年07月06日 20:20  All About

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高温多湿な日本の夏には、リネン素材の服がおすすめです! 涼しく快適に着られて便利なリネンの特徴や取り扱い方、おすすめのコーデをご紹介します。

湿度の高い夏も快適に過ごせる「リネン素材」に注目!

毎年、夏になると、筆者のコーディネートには「リネン素材の服」が多く登場します。リネン素材は、空気が通りやすく濡れても乾きやすいため、30度超えが続く暑い夏も快適に着られておすすめです。

その特性や取り扱い方、おすすめのコーディネートをご紹介します。

「リネン」とはどんな素材?

リネン素材と他の素材をブレンドしているものも多い

リネンとは、亜麻科の植物から採れる植物繊維のこと。吸水性や通気性に優れた天然素材で、耐久性も高く、丈夫で長く使えるところも魅力です。着たり洗ったりと、使うほどにやわらかな肌触りになり、経年変化が楽しめるといわれています。

100%リネン素材のものは、天然素材ゆえにハリが強く、硬く感じられる場合も。そのため、コットンやレーヨン、ナイロンなど他の素材をブレンドして、よりきめ細かな風合いや滑らかな肌当たりになるように仕上げられたものも多く出ています。

リネン素材のメリット、デメリット。洗濯時が要注意

目が粗めで通気性が高く、光にかざすと透けて見える場合もあります

リネンの特徴は、天然素材ならではの素朴な風合いと、目が粗いゆえに高い通気性です。そのため、光に照らすと少し透けるように見えることがあります。シワがつきやすいという特性もありますが、自然に寄ったシワは味の一つとして見られるため、あまり気にせずに着られるのがメリットだと思います。

とはいえ、適当に丸めたり畳んだままにするのはNGです。くっきりとしたシワがついてしまい、そのままではとても着られない、という状態になることも。特に気をつけたいのは、洗濯時です。

まず洗濯後、そのまま置いておくのは厳禁! シワが寄ったまま乾いてしまうと、くっきりとした跡がついてしまいます。洗濯が終わったら、時間をおかずにすぐに取り出してください。

その前にもう一つ大切なポイントが。調整できるなら、いつもより脱水時間を短くしてみてください。水分を多く含む状態で洗濯機から取り出し、手でしっかりと伸ばしてから干すとシワが目立ちにくくなります。

もしくは、洗った後は軽く絞るだけにして、水滴が落ちる状態で干すのも◎。水の重さが生地のシワを伸ばしながら乾いてくれるため、おすすめの干し方です。

なお、乾燥機を使うのは、高温が縮む原因になるため、避けたほうが無難です。いずれもタグに記載されている洗濯表示を確認してみてくださいね。

【おすすめコーデ1】涼しく快適&ナチュラルな「リネンパンツ」

通気性の高いリネン素材は汗ではりつきにくいのがメリット 出典:WEAR

まず、1枚は持っておきたいリネン素材のアイテムは、写真のようなフルレングスのワイドパンツです。風を通すため、脚にも汗をかくような暑い日にも快適にはけて、重宝すること間違いなし! 足さばきがよく動きやすいので、たくさん歩くような旅行時にも向いています。

【おすすめコーデ2】おしゃれ見えする「鮮やかなカラーワンピ」

鮮やかなカラーのアイテムも豊富です 出典:WEAR

鮮やかなブルーが目をひく写真のワンピースも、実はリネン素材のアイテムです。面積が大きく、空気がたっぷり通るようなゆとりのあるシルエットのワンピは、涼しさナンバーワンのアイテム。

天然素材というとベージュ系のイメージが強いのですが、このように夏らしくビビッドな発色のものもあります。ほっこりしたイメージになり過ぎず、洗練されて見えますよね。目立つ色の服は人混みの中でも見つけやすく、夏のイベント服にはぴったりという隠れたメリットも。

【おすすめコーデ3】ヘビロテ確定「シンプルなロングスカート」

マキシ丈のロングスカートは長く愛用できるアイテムです 出典:WEAR

写真ではいているようなAラインのマキシスカートも、何にでも合う万能アイテムです。「リネンパンツだとカジュアル過ぎたり、ほっこりして見えそうで気になる」というシーンでも、スカートならフェミニンさがプラスされるため、きれいめなテイストが好きな人にもおすすめです。

写真の着こなしのように、セットアップのトップスがあるとワンピース風にも着られて、着こなしの幅が広がります。

ベージュやブラウンなどのリネンアイテムを取り入れる場合は、ナチュラル風に偏り過ぎないよう、ヘアメイクをコンパクトにまとめたり、ブレスレットをプラスしてみて。スタイリッシュなポイントを意識して作っておくのも、おしゃれに見えるコツです。

ぜひ参考にしてみてくださいね!
(文:横瀬 真知子(レディースファッションガイド))

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