17日は北海道で猛吹雪 18日〜19日は東北の平地でも積雪の恐れ 交通への影響大

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2025年11月15日 18:02  日本気象協会

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週明け17日(月)から19日(水)は、日本付近にこの時期としては強い寒気が南下。北海道の日本海側から北陸では雪や風が強まり、北海道では17日(月)から交通機関に影響が出るおそれがあります。山沿いを中心に交通障害に注意が必要です。

雪や雨のピークは18日から19日 積雪や路面の凍結に注意

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週明け17日(月)は北海道付近を低気圧が通過し、低気圧から延びる前線が本州を通過する見通しです。日本付近は強い西高東低の気圧配置になり、19日(水)にかけて強い寒気が流れ込むでしょう。

17日(月)は北海道から北陸で雨が降り、北海道では次第に雪へと変わる見込みです。湿った雪による電線などへの着雪にご注意ください。また、風も強まり、猛吹雪になる所もありそうです。
17日(月)に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、日本海側北部・南部の海上で20メートル(30メートル)、陸上で18メートル(30メートル)となっています。

18日(火)から19日(水)は、上空1500m付近に平地で雪を降らせる目安の寒気が、北陸や東北南部付近まで流れ込む見込みです。東北の日本海側から北陸にかけても雪のエリアが広がり、山沿いでは大雪になるおそれがあります。平地でも雪の積もる所があり、東北の太平洋側にも、山沿いを中心に雪雲が流れ込むでしょう。積雪や路面の凍結に注意が必要です。

来週は、東北南部や北陸などでも初雪の便りが届く可能性があります。

高速道路への影響予測 北海道では17日から影響が大きく

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こちらの画像は、16日(日)の午後以降による高速道路の気象影響予測です。

北海道では、17日(月)の朝から交通への影響が大きくなるでしょう。特に18日(火)の未明から明け方にかけてが雪や風のピークとなります。猛吹雪による見通しの悪さに注意が必要です。
東北も17日(月)から影響が出始め、18日(火)の日中は影響を大きく受けそうです。最新の情報を確認しつつ、予定の変更なども検討しておくと良いでしょう。

北陸も、17日(月)の日中以降は影響の出る時間帯があります。早めに冬用のタイヤに取り換えるなど、冬道の装備をしっかりと行いましょう。雪道運転はバッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のバッテリーがあると良さそうです。

雪道の運転 注意するポイントは

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雪道で、車を運転する場合は、スノータイヤを装着し、急発進、急停車にならないよう、普段よりもゆっくり慎重に運転してください。車間距離は普段の倍以上とりましょう。トンネルの出入り口や橋の上などは路面が凍結しやすいため、特に注意が必要です。通行止めや渋滞の情報をあらかじめ確認してから出かけましょう。

2輪車(バイクや自転車)は転倒のおそれが非常に高いため、運転しないでください。公共交通機関を利用する場合は、間引き運転や減速運転により、普段より時間がかかり、混雑することが予想されます。運行情報や迂回ルートを確認してから行動してください。

大雪のピークが過ぎてないときに行動すると、大きなケガにつながったり、帰宅困難になったりします。慎重に行動してください。

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