【東大理�傾膤糞�】「慶応医学部フル単で、卓球部で、アルバイトもしました」“神童女子”の仮面浪人生活とは。リベンジ成功の秘訣は「卓球の試合」

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2026年10月04日 16:10  日刊SPA!

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※画像はイメージです。生成AIを使用しています
―[東大卒作家・布施川天馬の教育キャリア通信]―
日本トップとされる東京大学。

そこに通う東大生たちは「エリート」「天才」などもてはやされています。ですが、そんな天才たちが口をそろえて「あいつらは別格」と述べる集団が存在することを、ご存じでしょうか?

その名も「東大理�掘廖E貘膂絣愽�医学科直通コースを指し、入れるのは毎年97名のみ。

問題こそ東大理系で共通ですが、入試の中でも最高峰かつ異次元の難易度を誇るとされます。

私は、今年の東大理�傾膤兵圓里Δ�21名に取材を行いました。

例年は一部進学塾の卒業生が多いのですが、今年はなぜか「地方から塾ナシ現役合格」や「大学で塾ナシ仮面浪人して合格」など、様々な経歴の方ばかりが集まっています。

取材結果は『東大理�掘々膤覆糧觀�vol.41』として書籍にまとめましたが、今回はその中から、特にユニークな方のお話をいくつかご紹介します。

今回ご紹介するのは九州出身のYさんです。もともと神童として名を馳せた彼女は、誰もが受かると確信した現役受験に失敗し、慶應に進学します。

ずばり敗因は「負けを知らなかったから」。浪人しての再受験でも襲いくる「敗北の足音」を振り払えた要因は、「慶應で培った意外過ぎる経験」にありました。

◆地元に刻んだ神童伝説

「私が現役で落ちたのは、”負け知らずの人生”を歩みすぎたからだと思います」

九州地方出身のYさんは、もともと小さなころから才女として様々な天才エピソードを持っていました。

3歳頃には大人顔負けの口達者を発揮し、塾の送り迎えの際には暗記した駐車場料金表から「今日は○円だよ!」と親に教えてあげ、今でも地元の塾では「伝説の生徒」として語り継がれているのだとか。

そんなYさんは勉強熱心だったこともあり、もちろん日本全国トップクラスの成績を連発し、当たり前のように理�兄嵋召砲覆蠅泙后�

誰もが明らかに受かると感じていた現役の本番でしたが、なんと結果は不合格。人生初の敗北でした。

気持ちを切り替えて、慶應義塾大学医学部へ進学するYさん。

彼女の中では「もう慶應でいいかな」と受け入れつつ、家族の「理�靴貌呂�才能があるのにもったいない!」と勧める気持ちも汲み、慶應生と理�啓�験生の二重生活を始めます。

「慶應の単位は全部取りましたよ。解剖実習もきっちりやりましたし、卓球部にも所属して、バイトもして……受験だけだと退屈でしたから(笑)」

そういって笑う彼女でしたが、この量に加えて東大理�傾膤淵譽戰襪亮�験勉強をこなすのは、ハッキリ言って常人には不可能です。

医学部は入試難易度もさることながら、学部合格後の勉強量が他学部とは比較にならないほど多く、実習に参加すれば午後がまるまるつぶれてしまうこともしばしば。

しかも、卓球サークルではなく部活に所属したそうですから、基本的には全出席で「ガチ」な環境に身を置きつつ、さらにバイトまでこなす日々。同じ24時間を過ごしているとは到底信じられません。

大会でも結果を残し、勉強だけではなくスポーツもこなす「超人」ぶりを発揮しました。

普通なら「余計なことを」と切り捨ててしまいそうですが、後にこの経験が彼女を救うこととなります。
 
◆夏の東大模試で全国1位に

そんな彼女の息抜きは、まさかの「ディズニー通い」。しかも、2月の受験日までに5回も訪れたそう。

「夏休み後に同期と初ディズニーに行ったら楽しくて! すぐにハマってしまいました。秋から月1のペースで通っちゃって(笑)。センターオブジアースが特にお気に入りです」
 
「誰もが笑顔で過ごす空間」の素敵さに胸を打たれた彼女は、すぐにディズニーリゾートの虜になりました。ここから遊園地巡りに興味がわいたそうで、ディズニーとは別に東京ドームシティやよみうりランドなども行ってみたのだとか。

ここまで余裕を見せたのは、直前で受けた夏の東大模試で、なんと全国1位を取ったから。「大学に部活、バイトと忙しくしているのに全国1位なのだから、多分大丈夫だろう」と見切れたからこその、息抜きタイムでした。

実際、彼女の実力は受験者全体の中でも飛びぬけていたようで、体調不良(のちにインフルエンザと判明)の中で受けた秋模試でもB判定を死守しています。

◆大荒れの入試で窮地に。卓球の経験に救われた

今年の東京大学理系入試は、阿鼻叫喚の大荒れでした。

例年6問が出題される中で、「理�靴鯡椹悗垢覆�4問くらいは取りたいよね」と言われるのに、今年取材した21名のうちほぼ全員が「1問しか最後まで解けなかった」と答えたからです。

おそらくトップクラスにできる受験者の方でも2問が限界で、今年は明らかに異常な難易度を誇りました。

Yさん自身も、受験中すぐに「今年はおかしい」ことに気付きます。

いつもなら数問解けてもおかしくないのに、1時間経過時点で1問すら解けていなかったからです。

現役時代、生物の傾向が大きく変化して翻弄された悪夢が蘇ります。しかし、彼女を救ったのは意外にも慶應時代に培った「勉強以外の思い出」でした。

「卓球って、11点マッチなんです。ここで一番厳しいのが4点ビハインドの時。3対7くらいなら、焦らずやればギリギリ追いつけるんですが、冷静さを保てないと押し切られちゃう。数学で押されたとき、『あ、いまって4点ビハインドなんだ!』って、急に感じたんです」
 
「負けなしの人生」に刻まれた「敗北の気配とその対処方法」。

卓球を通して培った「逆転の施策」を信じて、一度心を落ち着かせて再度立ち向かった結果、合格者平均程度までの巻き返しに成功します。

ここで勢いがついた彼女は、その後の試験も危なげなく突破していき「今年は手ごたえないけれど、周りもみんなヤバそうだから、イケているかな?」と合格を予期しつつ試験場を後にしました。

結果はもちろん合格。合格結果を知って親にLINEしたところ、感激した両親からすぐに電話がかかってきたそうですが、当時はちょうど慶應医学部の解剖実習の休憩時間だったそうで「ごめん、すぐ実習始まるから」と会話もそこそこに切ってしまったそうです。

◆「どっちでもいい」が合格の秘訣

クールで淡白な印象がありますが、彼女は「合格の秘訣は淡白さにある」と述べます。

「現役時は、なんだかんだ『理�傾圓�なきゃ』って緊張があった気がします。でも、慶應仮面時代は『まぁ理�啓�かったら理�靴如▲瀬瓩覆薹椿罎任いい筺戮辰胴佑┐討燭里如△いぐ嫐�でストレスなく受験できました。

『これ以外はない!』って状況になると、どうしても視野が狭まります。私が受かったのは、『どっちでもいいや』と距離を保つことで生まれた余裕のおかげだと感じるんです」

将来は「もちろん医者になりたい」と語るYさん。

負け知らずだった彼女の経歴には一筋のヒビが入りましたが、その経験により、粘り強さは増したように見えます。

私たちも、つい成功だけを数えてしまいがちですが、時には失敗から得られるものに目を向けてみてもいいのかもしれません。

<取材・文/布施川天馬>

―[東大卒作家・布施川天馬の教育キャリア通信]―

【布施川天馬】
著述家、教育ライター。 教育メディア「未来図」副編集長。一般財団法人「ドラゴン桜財団」評議員。 1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を編み出し、一浪の末東大合格を果たす。著書に最小コストで結果を出すノウハウを体系化した『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』など。株式会社カルペ・ディエムにて、お金と時間をかけない「省エネスタイルの勉強法」などを伝える。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)

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  • 真面目に読んだらあかん系なのかもしれんけど、普通に「お金」どうしてたんやろ?ってエピソードばっかりǭ
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